内容説明
ラブホテル従業員からホームレスまで、身をもって体験した真夜中の「人肉闇市」。多くの韓流ファンで賑わう、新大久保コリアンタウン。かつてその街で、「立ちんぼう」と呼ばれる娼婦たちが生きた―。今はもう忘れられようとしている、ほんの20年前の街の記憶、そして、その街に隠された秘密が明かされる。
目次
第1章 「裏歌舞伎町」深夜コンビニの店員になる
第2章 立ちんぼう(街娼と日雇い)たちの街
第3章 「怪人二十面相・明智大五郎」登場
第4章 「人肉闇市」の深夜実況中継
第5章 噂の「ひさちゃん」哀歌
第6章 今度は「裏歌舞伎町」ラブホテル従業員となる
第7章 ホームレスに身をやつして、日本人街娼を買ってみる
第8章 新大久保コリアンタウンのタブー
著者等紹介
山谷哲夫[ヤマタニテツオ]
1947年、富山県高岡市生まれ。72年、早稲田大学第一文学部卒業。74年、文化庁在外研修員として、英国映画協会にてドキュメンタリー映画を学ぶ。86年、西オーストラリア大学客員研究員。80~99年まで日本映画学校(現・日本映画大学)でドキュメンタリー映画を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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oldman獺祭魚翁
52
図書館 昼に借りて半日で読了 それほど面白いかと問われると、さぁ……としか返せないが、読みやすいのは確かだ。著者の弱いものに向けられた視線が優しい。近年の僕にしては珍しく、一気に読んでしまったが、面白いというより読みやすいからであろう。 長文の書評はこちら⇒https://www.honzuki.jp/book/277649/review/250527/2020/09/06
toshokan-no-hito
2
一読の価値あり。バブル前後の歌舞伎町、新大久保界隈の光景が目に浮かんでくる。あの頃は危なくてヤバい街だったけど今はその頃に比べて活気ないね。2014/02/23
M K
1
昔、場末だった新大久保に住む人々(主に立ちんぼ)の生活のルポ。これといった衝撃もなく面白くなかった。2022/09/27
GX
1
娘がK-popのファンでこの町には何度か行きました。同僚のコンサートを観に行ったこともあります。「取材を始めてから22年」という年月、この本を「紙碑」と呼ぶ著者の想いに圧倒されます。今度、この町に行くことがあれば、この本に出てきた人たちの幻が歩いているのに出会うような気がします。2016/02/22
sonsofmarket
1
内容はそれほど興味をそそられなかったが、第8章の「新大久保コリアンタウンのタブー」は読む価値があった。2014/01/22
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