内容説明
“原発推進”の柱といえるCO2温暖化論は虚構科学である。地震活動期に入った日本のエネルギー戦略として、実は、資源が豊富でコストも安く、安全な石炭火力へのシフトが最も現実的なのである。
目次
第1章 「革新的エネルギー・環境戦略」批判
第2章 福島第一原発事故の惨状
第3章 原発を支える二つの柱
第4章 気候変動の主役は太陽活動
第5章 化石燃料時代の到来
第6章 今後の日本のために
著者等紹介
木本協司[キモトキョウジ]
1943年、満州生まれ。九州大学工学部修士課程卒。大手化学会社で石油化学プラントのコンピュータシミュレーション、食塩電解用・燃料電池用フッ素化膜の研究開発に従事。現在、燃料電池膜の技術コンサルタント、温暖化理論研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
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石炭火力の有用性について知りたかったのだが、石炭についてほとんど書いていない。メインは二酸化炭素温暖化論の徹底的な批判である。この本の趣旨は、二酸化炭素温暖化論は嘘だから、世界一の石炭火力技術を持つ日本はこれから石炭を使えということ。題名からすればはっきり言って詐欺に近いとは思う。だがこの本にも救いはある。それは石炭でも二酸化炭素でもない第二章の『福島第一原発事故の残上』だ。この章では福島原発事故をいろんな本やドキュメント番組から引用し、30ページ弱に上手くまとめている。事故の概要を知るにはもってこいだ。2013/07/03