出版社内容情報
国連を取り巻く世界の動きと、1980年代に外務省で外交官としてのキャリアをスタートさせた著者の国連との出会い、安全保障理事会を通じた仕事、そして国連開発計画(UNDP)に移ってからの平和構築と人道支援活動などについて紹介する。その上で、UNDP東京事務所長として、国連の活動を広く日本の人々に伝えるために著者が果たした役割、SDGsや人間の安全保障に関するUNDPと日本の協力について説明する。
内容説明
国連を取り巻く世界の動きと、1980年代に外務省で外交官としてのキャリアをスタートさせた著者の国連との出会い、安全保障理事会を通じた仕事、そして国連開発計画(UNDP)に移ってからの平和構築と人道支援活動などについて紹介。そのうえで、UNDP東京事務所長として、国連の活動を広く日本の人々に伝えるために著者が果たした役割、SDGsや人間の安全保障に関するUNDPと日本の協力について説明する。
目次
国連で働くための資格:近藤さんの職業人生
私のキャリア系譜と国連観
UNDPという国際機関
平和構築の現場
国際社会のアクターたち:外務省から国連にトラック・チェンジ
世界で現実に起きていたこと1:中東、イラク復興支援
世界で現実に起きていたこと2:アジア・太平洋、インド洋津波復興支援
UNDPの国事務所の仕事
平和と開発1:東ティモールの安定化を目指して
平和と開発2:コソボの民族融和を目指して
アフリカの未来
チャドの国連チーム
人新世の人間の安全保障:日本で発信したUNDPの提言
国際開発協力の将来
資料編
著者等紹介
近藤哲生[コンドウテツオ]
国連開発計画(UNDP)東京事務所前所長(2014‐2023年)。UNDPチャド所長(2010‐2013年)、UNDPコソボ常駐副代表(2007‐2010年)、国連東ティモール支援団(UNMISET)上級人道調整顧問(2006年)、UNDPバンコク地域センター上級顧問(2005‐2006年)、国連イラク支援ミッション(UNAMI)アンマン・バグダッドSRSG特別顧問(2004年)、UNDPニューヨーク資源戦略パートナーシップ局(BRSP)特別顧問(2001-2004年)などを歴任。外務省でさまざまな役職を歴任。米国ジョーンズ国際大学大学院修了、東京都立大学経済学部卒業。UNDPを定年退職した後は、京都大学大学院特任教授、長崎大学および金沢工業大学客員教授、東京大学および上智大学の非常勤講師などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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