内容説明
ドイツ語テキストで触れるキリスト教文化の歴史。
目次
第1章 マタイ福音書
第2章 詩篇
第3章 ローマ(1:1‐17)
第4章 第一コリント書簡
第5章 創世記(1:1‐31)
補章 キーワードで見る「『聖書』の世界」
著者等紹介
河崎靖[カワサキヤスシ]
1960年、三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウリツィウス
13
【新約聖書成立背景理解に】ルター訳ドイツ語聖書とツウィングリ編纂ドイツ語聖書を比較検討し熟慮するために必要資料。つまり使徒記録から導き出せる福音書事実改竄疑惑事項への反証をルターが信仰箇条に用意した形跡が確認出来、『新約聖書』の「NOVUM」定義を再発見した著書。約束を意味したTESTAMENTUMをドイツ語訳した時点でバルト継承され、「ハルナック遺伝子」は「マルキオン伝承」を拝借したのみだと確証に至る。ドイツにおける福音主義課題はこうした聖書誤解釈を訂正させる働きでもあり、異端及び魔女狩り再来を防ぐ。2013/06/07
新平
1
バッハのコラールに最近興味が出てきてなんとなくその周辺かと思い、手を伸ばしたのだが・・・。「ドイツ語で読む」と書かれているが、読めなかったわけだが。2013/05/09
Koning
0
ドイツ語の聖書を読むというタイトル通りの本。ルーテル派の人にはいいんじゃなかろうか?基本的にドイツプロテスタント神学ってやつにどっぷりな感じ。聖書の正典に入れられ得ている書数の数え方も間違いなく東方正教会をするーしてるし。ボンヘッファーにかなり入れ込んでるなーってのも。ドイツ語の文法解説つきは良いと思うけれど、まぁそれだけといえばそれだけの本(ヲイヲイ。私にはビミョウな本だったorz2011/12/02