出版社内容情報
がん患者たちは集まって活動することで、
それぞれの生き方の可能性を広げることができる。
肺がん患者たちの集団活動に出会ったことで、
私が受けた衝撃とはなんだったのか。
「知識のやりとり」と「生きる権利の訴え」
という二種類の活動に焦点を当て、迫っていく。
重篤な病状(ステージⅢ,Ⅳ)と向き合う人々の
ライフストーリーを検討していくなかで、
彼ら彼女らが、集うことで社会や医療を変革し、
連帯や希望をもたらしていることを明らかにしていく。
内容説明
がん患者たちは集まって活動することで、それぞれの生き方の可能性を広げることができる。肺がん患者たちの集団活動に出合ったことで、私が受けた衝撃とはなんだったのか。「知識のやりとり」と「生きる権利の訴え」という二種類の活動に焦点を当て、迫っていく。重篤な病状(ステージ3、4)と向き合う人々のライフストーリーを検討していくなかで、彼ら彼女らが、集うことで社会や医療を変革し、連帯や希望をもたらしていることを明らかにしていく。
目次
1章 課題の設定
2章 近年のがん医療と肺がん医療
3章 先行研究
4章 調査概要
5章 がんは人々の「生」にいかに影響するか―肺がん患者たちの語りから
6章 肺がん患者たちによる「知識のやりとり」―集団内での活動
7章 肺がん患者たちによる「生きる権利の訴え」―集団の外に向けた活動
8章 がん患者の集団になにができるか―結論
著者等紹介
齋藤公子[サイトウキミコ]
1962年生まれ、埼玉県出身。立教大学文学部英米文学科卒業。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジに学士入学し、主専攻・社会学、副専攻・女性学でBachelor of Art取得。複数の出版社に編集者として勤務し、在職中に胃がんに罹患して、がんの患者会活動に参加することになる。2016年に立教大学社会学研究科博士課程前期課程を、2023年に立教大学社会学研究科博士課程後期課程を修了。博士(社会学)。現在は、立教大学社会福祉研究所で事務局兼任の研究員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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