出版社内容情報
国はしきりに、これからの老後は「在宅で」というが、単身高齢者の場合は、どの程度まで成り立つのか。情報・お金(資産)・健康・人間関係が乏しい一般庶民は、どうしたらいいのか、誰が面倒を見てくれるのか、経済的にもつのか、不安が尽きることはない。
本書は、このように広がり続ける社会不安を背景に、今の介護保険・医療制度で、本当に高齢者ひとり暮らしで在宅介護・医療は大丈夫なのか、在宅介護現場の実相と、制度に関わる問題点を拾い上げ、社会保障全体の中で、高齢単身介護のあり方を模索する。
内容説明
気がつけば、ひとり。単身ですが、いけませんか。身寄りなしですが、悪いですか。ひとりで「在宅」はダメですか。「ひとり」の老後はどうなる?
目次
1 単身で老いるときに(身元保証人;たかが電球替え、されど電球替え ほか)
2 孤立しない、孤立させない(「介護はプロに」;情報を知らない?知らされない?)
3 いかに「要介護者」を少なくするか(迷走する介護保険;介護以前の支援が必要 ほか)
4 単身化と在宅と地域包括ケアシステムと(地域包括ケアシステムとは;深刻な人手不足と単身老後の急増 ほか)
5 鼎談・単身化と在宅介護(いま訪問先で起きていること;質素な暮らしの中で ほか)
著者等紹介
山口道宏[ヤマグチミチヒロ]
ジャーナリスト、星槎大学教授、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員、東洋大学アジア文化研究所客員研究員。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
kaz
hydrangea
Shinjuro Ogino
-
- 和書
- 異説歴史事典