内容説明
施設の塀を除去し、障害者のおかれた状況をノーマルな状態に近づけたガイディング・スター(誘導する星)としてのノーマライゼーションの原理。
目次
ノーマライゼーションの原理(1969年)
第1章 背景
第2章 ノーマライゼーションの原理に至る道程
第3章 ノーマライゼーションの原理(2003年)
第4章 統合について
第5章 自己決定の権利(1972年)
第6章 はっきりさせるために―ノーマライゼーションの原理のよくある誤解に対する批判
第7章 ノーマライゼーションの原理の基本的な選択と論理
第8章 平等の倫理について―一つのテーマでのバリエーション
第9章 ノーマライゼーション、障害者政策と研究
著者等紹介
ニィリエ,ベンクト[ニィリエ,ベンクト][Nirje,Bengt]
1924年スウェーデンのモタラに生まれる。ウプサラ大学社会学部、ストックホルム大学文学部卒。アメリカ・エール大学、フランス・ソルボンヌ大学留学(修士課程、比較文学専攻)。1956~58年スウェーデン赤十字社オーストリア事務所勤務(難民問題担当)。1961~70年スウェーデン知的障害児童・青少年・成人連盟(FUB)事務局長兼オンブズマン。1971~78年カナダ・オンタリオ政府付き障害者専門コーディネーター。1978~83年スウェーデン・ウプサラ県障害福祉部長。1984年~ウプサラ大学ハンディキャップ研究センター顧問。この間、国際障害者スポーツ連盟理事、国際知的障害者スポーツ連盟副理事長を務める。スイスのフリブール大学、さらに日本の明治学院大学の名誉博士。スウェーデン国王よりロイヤル勲章(1985年)、知的障害国際学会(IASSID)より特別功労賞(1996年)を初め、様々の賞を世界各国から授与された。2006年すい臓ガンのため死去
ハンソン友子[ハンソントモコ]
スウェーデン、イエテボリ市に在住。公共医療福祉問題、環境問題などの通訳、翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。