シリーズ「社会臨床の視界」
「新優生学」時代の生老病死

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768434772
  • NDC分類 498.2
  • Cコード C0330

内容説明

グローバル化と個人・心理主義化のはざまで、教育・福祉・医療の現状を分析。胎児診断、不妊治療、脳死・臓器移植、尊厳死…。「正常願望」は、生命の資源化・商品化に繋がる。「新優生学」時代の諸問題を論述。

目次

第1部 医療・福祉制度のなかの老・病・死・障害(健康義務化社会を問う;老いと介護、そして尊厳死;親密圏と公共圏のはざまにて―新たな共同性の回復を目指して)
第2部 少子高齢化社会における不妊治療問題(女性たちは何処へ?―この急速に進む世の中で;少子化対策と生殖補助医療を考える;不妊治療と不妊カウンセリング)
第3部 優生思想と生命操作 その過去と現在(「バック対ベル訴訟」とは何か―ケアリー・バックゆかりの地を訪ねて;対談「差別・抑圧としての死」を考える―胎児診断、脳死・臓器移植、尊厳死・安楽死を問いつつ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイケル

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マイナーな本ですが、第7章の「バック対ベル訴訟」に書かれている米国の優生学に関する内容は、他の本ではあまり書かれていない内容で、興味深く読みました。すなわちナチスがお手本とした優生学による不妊手術などの政策を実施していたのは、優生学先進国アメリカだったのです。ナチス・ドイツで断種法が成立したのは1933年で、ずっと後です。2018/11/19

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