内容説明
聴覚障害は外見からはわかりません。何に困っていて、どうしたらいいのかも理解されていません。高齢化に伴う難聴者が増加するなか、聴覚障害理解の推進と、あらゆる生活場面での情報バリアフリー化は急務です。
目次
まえがき 「あんたはガンだ」―聴覚障害者にも公平に
1章 「あんたはガンだ」―医療機関と聴覚障害者観
2章 医療機関、七三%が改善要望―聴覚障害者にも優しい医療機関を目指して
3章 「聞えない」って、なに??―誤解だらけの医療機関
4章 医療従事者間の神話―間違いだらけの聴覚障害者観
5章 誤解の多い医療機関―敷居が高い医者
6章 聞こえることが当たり前か―情報バリアフリーを妨げているもの
7章 すべての人に優しい医療機関に―情報提供のポータルサイトに
あとがきにかえて―正常な社会とは
著者等紹介
中園秀喜[ナカゾノヒデキ]
ペンネーム岩渕紀雄。1948年、大分県生まれ。三歳のとき、猩紅熱にかかり失聴。株式会社ワールドパイオニア・代表取締役、ベターコミュニケーション研究会バリアフリー・アドバイザー。NHK『聴覚障害者の時間』司会、総務省消防庁・経済産業省・国土交通省・厚生労働省各バリアフリー・ユニバーサルデザイン関係委員。平成14年「第四回ありのまま大賞」受賞。平成15年度「東京都バリアフリー推進企業・石原都知事感謝状」。平成15年度「障害者雇用促進好例企業・会長賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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