出版社内容情報
星のまたたく夜の癒やしのファンタジー
ひとりで自由気ままに暮らしているいっぴきおおかみが、ある夜、うさぎ座のしっぽで輝くお星さまに出会います。
いつも同じ場所で輝いていることに少しつかれたお星さまは、自由ないっぴきおおかみに憧れていると語りかけます。一方、おおかみは、時々からっぽみたいな気持ちになることを打ち明けます。
そこで、ある名案を思いつき、両者はひとときを一緒に過ごすことにしますが・・・・・・。
優しいおおかみと、無邪気で明るいお星さまの、おたがいを思いやる友情と安息に満ちた癒やしの絵本。
星のまたたく夜の光と闇を、まつむらまいこが美しく繊細な筆致で描き出します。
【編集担当からのおすすめ情報】
ほんのりキラキラ光るカバーが、星のまたたく夜の物語へいざないます。
息を飲むほど美しい、まつむらまいこ氏の絵本は、うっとりといつまでも眺めていたくなります。
お子様への読み聞かせに、また、がんばっている大人の方にもそっとお届けしたい絵本です。
内容説明
じゆうきままないっぴきおおかみと、よぞらでかがやくせいざのほし。あるよる、ふたりがであい、いっしょにひとときをすごすことに…。
著者等紹介
まつむらまいこ[マツムラマイコ]
画家、絵本作家。1985年奈良県生まれ。京都精華大学でヴィジュアルデザインを専攻。2009年ボローニャ国際絵本原画展入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko
52
いつもひとりぼっちな狼🐺ある日、お星様が彼に話しかけてくれ、嬉しくてたまらない狼(#^.^#)でも星は星座を作っているのでいつも同じ場所にいなければならないのが辛いというので、狼に飲み込んでもらって、一緒に遊ぶことにしましたが、、、2024/07/27
anne@灯れ松明の火
23
隣市分館新着棚で。予備知識なく、美しい表紙に惹かれて。ひとりで自由気ままに暮らしている一匹狼。ある夜、うさぎ座のしっぽで輝くお星さまに出会って……。たとえ、離れていても、ともに過ごした時間は永遠。2023/06/13
いちろく
22
紹介していただいた本。孤独ないっぴっきオオカミと夜空の星の交流。文面通り受け取っていいのか? それとも、暗に秘められている何かを見つけて読み解くべきなのか? 大人の絵本の印象も受けました。普段は手に取らないこんな本とも出会えるのは、紹介の醍醐味。2023/04/28
Cinejazz
20
〝森に棲む「真っ黒狼」、ずっと独りで暮らしていました。狼に話しかけるものは、いませんでした。狼からも、誰にも話しかけませんでした。…ある夜のこと狼は、兎座のしっぽで輝くお星さまに出会います。「狼さん、狼さん、こんばんわ! 狼さんは駆けるの速いのね。とっても楽しそう・・・」 いつも同じ場所で輝いていることに疲れたお星さまは、自由な一匹狼に憧れていると語りかけます。一方狼は、時々寂しい気持ちになることを打ち明けるのでした・・・〟静寂な夜空の下で、お互いを思いやる気持ちと友情の芽生えを描いた、癒やしの絵本。🌠2024/07/20
けいねこ
6
いっとき一緒に過ごしたその時間が、ずっとともだちでいることを可能にしてくれる。2023/04/17