出版社内容情報
【特集】生存権の現在地 ―― 「いのちのとりで裁判」を振り返る
2013 年から2015 年にかけて行われた、生活保護基準額過去最大の引き下げ。前年、政権に返り咲いた自民党の意向に沿うように、適切な手続きや根拠を欠いたまま強引に行われました。この引き下げをめぐり、全国で1027 名が提訴。この一連の訴訟が「いのちのとりで裁判」です。そもそも生活保護は、十分に「健康で文化的な生活」を支えてきたのか。文化的な生活とはなんなのか。原告の言葉の端々から、こうした問いが見えてきます。この国の「生存権の現在地」を、読者の皆さまといっしょに考えたいと思います。
【ミニレポート】「津久井やまゆり園事件」と向き合う
鶴峰まや子……「津久井やまゆり園事件」と生きる
究極Q太郎……「津久井やまゆり園事件」から考えたこと
【目次】