いま読む!名著<br> 核時代のテクノロジー論―ハイデガー『技術とは何だろうか』を読み直す

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いま読む!名著
核時代のテクノロジー論―ハイデガー『技術とは何だろうか』を読み直す

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  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768410196
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0310

出版社内容情報

1927年の『存在と時間』という歴史的名著によって20世紀の哲学・思想における名声を確たるものにしたハイデガーの後期重要作『技術とは何だろうか』は、まさに今日こそ読むに値するものだ。元素を「挑発」して地上に虚無化を現出させる20世紀の人類史的出来事を踏まえたハイデガーの技術論は、本書のタイトル通り、核時代のテクノロジー論の始まりの位置に立つとともに、現代、そして未来にまで届く恐るべき生命力を持っている。本書では、『技術とは何だろうか』を中心に据えて、『存在と時間』はもちろん、そのほかのハイデガーの講演、さらには、同時代の同伴者であったアーレントからアリストテレス、プラトンなど古代ギリシア哲学まで幅広く目配せをしながら現代技術の根本に潜む光と影を考えていく。そして終章において、3・11以後の技術論の展望--何百年何千年も隔たった人びとどうしの相互協働の余地、隔世代倫理の可能性--を試みる。

内容説明

一九二七年の『存在と時間』という歴史的名著によって二十世紀の哲学・思想における名声を確たるものにしたハイデガーの後期重要作『技術とは何だろうか』は、まさに今日こそ読むに値するものだ。元素を「挑発」して地上に虚無化を現出させる二〇世紀の人類史的出来事を踏まえたハイデガーの技術論は、本書のタイトル通り、核時代のテクノロジー論の始まりの位置に立つとともに、現代、そして未来にまで届く恐るべき生命力を持っている。本書では、『技術とは何だろうか』を中心に据えて、『存在と時間』はもちろん、そのほかのハイデガーの講演、さらには、同時代の同伴者であったアーレントからアリストテレス、プラトンなど古代ギリシア哲学まで幅広く目配せをしながら現代技術の根本に潜む光と影を考えていく。そして終章において、3・11以後の技術論の展望―何百年何千年も隔たった人びとどうしの相互協働の余地、隔世代倫理の可能性―を試みる。

目次

序章 ナチズム問題とテクノロジー論
第1章 ソフィア・フロネーシス・テクネー―もしくは哲学・政治・技術
第2章 物と世界―「物」講演
第3章 ハイデガーの建築論―「建てること、住むこと、考えること」講演
第4章 テクノロジーを哲学する―「技術とは何だろうか」講演(1)
第5章 救いとなるものとは何か―「技術とは何だろうか」講演(2)
第6章 作ること、労わること、保つこと―ポイエーシスの多義性
終章 隔世代倫理へ

著者等紹介

森一郎[モリイチロウ]
1962年、埼玉県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京女子大学文理学部教授などを経て、東北大学大学院情報科学研究科教授。博士(文学)。専門は、近現代哲学史(ニーチェ、ハイデガー、アーレントなど)、現代における哲学の可能性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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有智 麻耶

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後期ハイデガーの三つの講演「物」、「建てること、住むこと、考えること」、「技術とは何だろうか」をテクストとして、原子力の時代におけるテクノロジーの問題を分析した研究書。後期ハイデガーの詩的なテクストは難解だが、このような概説書が刊行されることでとっつきやすくなるかもしれない。チャールズ・テイラーが論文「ハイデガー、エコロジー、言語」(1992)のなかで、ハイデガーの言語論とディープ・エコロジー思想との関わりを探究していたが、森一郎氏は言語論をどのようにとらえているのか、気になるところである。2020/05/02

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