いま読む!名著<br> 震災後の日本で戦争を引きうける―吉本隆明『共同幻想論』を読み直す

個数:

いま読む!名著
震災後の日本で戦争を引きうける―吉本隆明『共同幻想論』を読み直す

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月09日 15時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768410097
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0310

出版社内容情報

1960?70年代、吉本隆明が熱狂的に読まれた理由を現代の視点で検証!
1974年生まれの俊英が問う震災後の共同幻想。

田中和生[タナカカズオ]
1974年、富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部仏文学科卒業。2000年、評論「欠落を生きる――江藤淳論」で第7回三田文学新人賞を受賞。現在、法政大学文学部日本文学科教授。おもな著書に『江藤淳』(慶應義塾大学出版会、2001年)、『あの戦場を越えて 日本現代文学論』(講談社、2005年)、『新約 太宰治』(講談社、2006年)、『吉本隆明』(アーツアンドクラフツ、2014年)など。

タナカカズオ[タナカカズオ]

内容説明

一九六八年に発表され学生を中心に大ブームを巻き起こした吉本隆明『共同幻想論』は日本思想史における名著のひとつだが、本書はその名著を、東日本大震災を折り返し点としながら読み直すというまったく新しい試みに挑んだものだ。前半は、六〇~七〇年代という動乱の時代になぜ熱狂的に吉本が読まれたのかを現代の視点で検証し直しつつ、吉本が捉えようと試みていた大胆な日本の姿を再確認する。そして戦後の繁栄と背中合わせになっている原発産業と日本社会の絡み合いを解きほぐしていくことで「戦後日本」の抱えていた「共同幻想」をあぶりだす。そして「三・一一」を経て、後半は未来へ視線を向ける。震災後に生まれた「共同幻想」の新しい形を文学作品を中心に抽出していき、その新しい「共同幻想」を足がかりに「戦後日本」と、「震災後の日本」が持つ矛盾を解消していく手段を考察していく。

目次

序章 震災後の日本で
第1章 時代のなかの『共同幻想論』
第2章 『共同幻想論』のなかの日本
第3章 「戦後日本」の終わり
第4章 「震災後の日本」のはじまり
終章 戦争を引きうける

著者等紹介

田中和生[タナカカズオ]
1974年、富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部仏文学科卒業。2000年、評論「欠落を生きる―江藤淳論」で第七回三田文学新人賞を受賞。現在、法政大学文学部日本文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KJ

0
100分de名著で「共同幻想論」(吉本隆明)を知り、この本を手にした。戦前の日本、戦後の日本、そして、震災後の日本と、さらにはコロナ禍、ウィズコロナの日本がどのような方向に行くべきか?その時々に思想として読まれる「共同幻想論」難しいが、この解説本からいよいよ本論を読みたくなった。2020/10/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11532596
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品