出版社内容情報
仏教の成立、日本への伝来、諸宗派の誕生と宗祖の教えや日常使われる仏教用語を解説しながら、葬式仏教に堕した現代仏教教団の問題点を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷないぷない
3
仏陀からはじまって現在の乱立する仏教事情まで書いた本。政治とくっついて変質していくのがよくわかる。教義についてはさらっと紹介しながらも、現在の日本の仏教を「死に体」と思い切った表現にしていて印象的だった。2013/09/25
滋比古
1
日本仏教の仏教伝来から現代までの変遷を解説している。聖徳太子から廃仏毀釈まで広い時代をカバーしているので各宗派の解説はあっさりしているが、初学者にはこのくらいの方が読みやすい。この本におけるポイントは、各宗派の教義なにはあまり深入りせず、日本仏教の変遷を仏教内の対立、庶民、政治との関わりを通して解説しているところ。やはり、宗教の歴史は権力との癒着による堕落とそれに対する反発でできている。邪教と言われた真言宗立川流は初めて知ったが興味深い。2011/09/30
あ
0
ふざけたようなイラストでうさん臭いようで意外と読みごたえがある。2020/12/01
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- 和書
- 薫は少女 岩崎少年文庫