出版社内容情報
手塚治虫の作品には実に多くのキャラクターが登場します。作品それぞれに主人公や脇役がいるのは当然ですが、手塚は自身が生み出したキャラクターたちを俳優に見立てて、作品ごとに配役を決めていました。ハリウッドの「スターシステム」に基づいた発想で、ある作品で主人公だったキャラが、別の作品では敵役や脇役で登場することもあるのです。本書では、代表的な手塚作品のキャラクターシートとともに、劇中の名場面を紹介。代表的なキャラを「出演作品」リストを入れたタレント名鑑のスタイルで紹介します。さらに、スターシステムには入っていない初期から晩年までの主要作品の登場キャラを総覧できるコーナーや、手塚が企業や団体のために創ったマスコットキャラクターなど、これが初公開となる貴重な資料が満載です。そして、数多くの作品に登場した名脇役「ヒゲオヤジ」(本名:伴俊作)の名を冠した唯一の作品で、これまで単行本見収録で幻の作品と言われた「伴俊作まかり通る」を全話一挙掲載。ほかにも未公開の原稿やネームなど、他では見られない貴重な画稿をふんだんに収録しました。
内容説明
手塚治虫のスター・システム(劇団俳優たち/主人公たち/マスコット・キャラクターたちほか)本邦初公開!創作ノートに書かれていた自作評と香盤表を発見!単行本未収録の幻の作品『伴俊作まかり通る』全編を一挙掲載。そのほか本書でしか見られない図版を多数掲載した手塚ファン必携の一冊。
目次
1章 手塚治虫のスター・システム(スター・システムについて;手塚治虫の「創作ノート」から)
2章 スター・システムのキャラクター 劇団俳優
3章 スター・システムのキャラクター 主人公たち
4章 マスコットキャラクターたち
5章 秘蔵作品集(手塚治虫劇場 伴俊作まかり通る;週間探偵登場;色紙;解題)
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年、大阪府豊中市生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。46年マンガ家としてデビュー。翌年発表した「新寳島」等のストーリーマンガにより、戦後マンガ界に新生面を拓く。62年アニメーション作家としてデビュー。翌年から放映したテレビアニ「鉄腕アトム」により、テレビアニメブームをまきおこす。89年2月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
ma-bo
たぬ
kaz