出版社内容情報
大好評『人気絵師の作品から学ぶ 配色のヒミツ』の続編が登場。前作では、第一線で活躍する人気絵師(イラストレーター)のイラストを取り上げ、効果的な色使い、配色方法について、色彩の専門家が客観的な視点で解き明かしました。
今作では、「情景やシーンが描かれたイラスト」を数多く取り扱い、配色によって生み出される物語性、世界観に着目しています。ロマンチックな情景やドラマチックな光景、季節感や自然の美しさはもとより、懐かしさややすらぎ(情緒)、味覚や香り(五感)、悲しみや嬉しさ(感情)……これらすべてが配色によって物語られています。前作では語り尽くせなかった配色のヒミツ(テクニック)が、世界観構築の視野で明らかにされます。また、色と配色に関する基礎知識と理論も収録しています。
著者は前作に引き続き、日本カラーデザイン研究所の稲葉隆氏が担当。心理学をベースとした色彩の専門家として様々な分野の企業に対する色彩計画業務に携わり、大学での講師も行っています。
掲載作家は、げみ、potg、桜田千尋、あき、ファジョボレ、banishment、寺田てら、木野花ヒランコ、REDUM、RASUKUの10名。韓国や中国で活躍する人気絵師も参加し、より多彩な世界観を持つイラストの解説を収録しています。
内容説明
色彩の専門家が、日中韓の人気絵師10人の作品に秘められた色による物語を解き明かす。
目次
げみ
potg
桜田千尋
あき
ファジョボレ
banishment
寺田てら
木野花ヒランコ
REDUM
RASUKU
著者等紹介
稲葉隆[イナバタカシ]
日本カラーデザイン研究所でプロダクト、パッケージ、インテリア、建築、景観、ブランドなどを対象とした色彩計画、商品開発、デザイン開発、マーケティング業務に長年携わる。また、大学などで色彩学、デザイン技法論他の講義を受け持つ。主な研究テーマは色彩と触感、配色技法、色彩感情、色彩嗜好。早稲田大学第一文学部卒業、日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。日本色彩学会、日本応用心理学会、日本感性工学会他所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。