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内容説明
本書では、ノーマン・ロックウェルの『サタデー・イブニング・ポスト』誌の全カバー画に加え、他雑誌の初期のカバー画の一部を全面カラー版で紹介している。解説に添えたサムネイル画像もカラーになっており、読者にはよりわかりやすく解説を読んでいただけるだろう。
目次
理想のアメリカを描いた画家、ノーマン・ロックウェル
カバー画
作品解説
著者等紹介
フィンチ,クリストファー[フィンチ,クリストファー] [Finch,Christopher]
ポップカルチャーに関する本を多く出版している
富原まさ江[トミハラマサエ]
出版翻訳者。小説・エッセイ・映画関連など幅広いジャンルの翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
95
雑誌の表紙を長年描いていたノーマン・ロックウエルの画集。随分昔に洋書で持っていた画集が手元に無くなったので図書館にリクエスト。彼の1940年頃から1960年初頭にかけて描かれたものが収められている。彼の絵はほとんどが人物、それも皆明るく時には愛おしく時には笑い出すようなものだ。その頃のアメリカは戦中、戦後、冷戦からベトナム戦争の入り口頃。アメリカが輝いていた頃、大都市でなくむしろ田舎に見られるような舞台に描かれている。巻末に各絵の解説があるのがありがたい。温かくほっとさせてくれる。2022/06/11
さおり
45
10代から20代の私はノーマン・ロックウェルが大好きでした。けど、この画集に載ってた作品のうち、見たことあるのって半分くらい。そんなもんか。久しぶりにじっくり見たけど、ひとの表情が良いのはもちろん、洋服や家具がおしゃれなのもやっぱりすてき。靴とか、ね。あとの方に、それぞれの作品の簡単な解説が載ってて、「SUNSET」とか私が特に好きな作品は、だいたい批判されてました。解説のひととちょー息が合わんな。初見の作品のなかでは、「SPORT」がいいなと思った。若い頃はいいなと思わなかった作品かもわからん。2021/08/12
yyrn
26
クリスマスだったので、この人の描くサンタクロースを思い出した。ネットで検索するとたくさんの絵が現れる。そうそう、コカ・コーラを楽し気に飲む宣伝画もたくさん描いていたなあ。▼この本には、アメリカが輝いていた時代の、老若男女の生き生きとした、かつユーモラスな姿が332枚も掲載されている。どれもこれも日常生活の一コマだが、親子の愛情や仲間との友情、異性との淡い恋心とか、夫婦喧嘩や子供のイタズラまで、農夫や軍人、スポーツ選手も、実に様々なアメリカ人が描かれていて、こういう絵が『サンデー・イブニング・ポスト』誌の⇒2022/12/27
遠い日
9
ああ嬉しい!ノーマン・ロックウェルのイラストをこんなにたくさんいち時に観られるなんて!どこか漂う鷹揚なユーモア。人の「善き」ところの真髄を掴んでいる印象がわたしをほほえませる。レトロでモダン。伸びやかな明るさが救いだ。2021/03/20
pulp
5
サンタの衣装をチェストの抽斗から見つけて、口をあんぐり開けている男の子、『大発見』P.317をどこかで見た時が、ノーマン・ロックウェルの名前を初めて知った時だったと思う。「(旧き佳き)アメリカ」を代表するイラストレーターの『サタデー・イブニング・ポスト』誌を飾ったカバー画集。背景が消されている、画質が悪い、と言うひともいるが、私のように大ファンてわけじゃないけど、一冊くらい持っていてもいいかなあ、と思う人間には最適な画集。価格も手頃だし。毎年、この時期(クリスマス)に眺めるのにちょうど良い。2023/12/24