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内容説明
アーティストとしての使命を果たすため、生涯にわたって創作を続けたレオ・レオーニ。彼が追い続けた「アーティスト」の姿とは?
目次
グラフィックデザインとイラストレーション
絵画と彫刻
絵本
著者等紹介
森泉文美[モリイズミアヤミ]
1963年東京都生まれ、ローマ在住。1975年までニューヨークに育つ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。東京大学教養学部比較文化比較文学修士課程修了。1988年にイタリア政府給費留学生として渡伊。ボローニャ大学文哲学部歴史学科卒業。2002年から2009年ローマ大学東洋学部日本語日本文学学科非常勤。1989年よりイタリア・ボローニャ国際絵本原画展のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー映像も制作。児童の語学教育や日本文化普及のワークショップを実施
松岡希代子[マツオカキヨコ]
板橋区立美術館館長代理、女子美術大学非常勤講師。1961年東京都生まれ。千葉大学大学院修了後、1986年より板橋区立美術館に学芸員として勤務。展覧会の企画運営のほか、ワークショップも積極的に行い、絵本作家の育成に努めている。ボローニャやブラチスラバ(BIB)の国際絵本原画展の審査員を務めるほか、2010年スイスに本部を置く国際児童図書評議会(IBBY)の国際理事に選出され、2013年度はIBBY朝日国際児童図書普及賞審査委員長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
83
「あおくんときいろちゃん」「スイミー」「フレデリック」…娘が小さい頃、レオ・レオニの絵本は殆ど全部読んだ。レオ=絵本作家だと思っていたが、孫が出来て初めて最初の絵本を書いたこの人の人生には、深い背景がある。オランダ→米国→イタリア→米国→イタリアという遍歴、ユダヤ人としての苦悩と共産主義、グラフィックデザイナーとしての活躍、キュビズム・バウハウスの影響など、レオの多彩さを知った上で絵本を思い浮べると、また違ったものが見えてくる。生前のレオと親交のあった著者の二人も秀逸。総合的かつ良心的な編集が素晴らしい。2020/10/03
とよぽん
58
そう、このような人生を歩んだ芸術家とは知らずレオ・レオ―二の絵本を読んでいた。1910年オランダ生まれのユダヤ系。イタリアで絵画とデザインの制作活動をしていた時、ファシスト政権による弾圧を避けてアメリカに亡命(1939年)、何というタイミング! バウハウスの影響を受けており、アメリカでもグラフィックデザイナー、アートディレクターなど創造的な仕事でキャリアを積む。絵本は彼の生き方や政治思想を表現できる手段だと気づいて手掛け、1959年初めての絵本『あおくんときいろちゃん』を発表。2人の著者が素晴らしい!2020/11/03
Tenouji
23
絵本のコーナーでラップされていたので中身がわからないまま購入。でも、内容は素晴らしかった。実際、絵本作品しか知らなかったが、紹介されている氏の様々な作品は、色彩、構図、要素、個人的に、どれも響くものばかりだ。合理性と自由の間で活動し続けた彼の作品には、まっすぐな視線とやさしさが感じられる。私のバイブルに加えたいと思いますw。2020/11/07
おはなし会 芽ぶっく
21
絵本作家としてのデビューが49歳と遅咲きだったんですね。それ以前も広告クリエーターや、アートディレクターなど絵を基本に活躍されていたとは!冒頭の履歴書には19もの職業が並んでいます。絵本のデビュー作は『あおくんときいろちゃん』お孫さんに語った話がもとになっているそうですが、日本語でしか読んでいないのであおくん=男の子、きいろちゃん=女の子と決めつけていました。が、本来は、あおくんときいろくん、という男性形の名詞だそうです。更にレオ・レオーニ=谷川俊太郎でもありますね。この本で知った情報は各絵本で触れます。2020/11/23
紅子
14
教科書でもお世話になった、レオ・レオーニさん。いろいろな顔をお持ちで。 しかしやはり絵本が一番だなー。2020/10/18