目次
序章 Opera
第1章 Debut
第2章 Romance
第3章 Romance&Comedy
第4章 Soul
第5章 Poem&Illustration
第6章 Roman
第7章 Bravo
著者等紹介
水野英子[ミズノヒデコ]
1955年「少女クラブ」でデビュー。58年上京し、トキワ荘で石森(現/石ノ森)章太郎、赤塚不二夫とU・マイアの筆名で合作を行う。64年に発表した『白いトロイカ』は、少女マンガ初の歴史ロマン。69年、「週刊セブンティーン」に『ファイヤー!』を連載。人気作となり翌年、第15回小学館漫画賞受賞。現在に続く少女マンガの形を確立した草分け的存在として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kamakama
8
記憶というのは本当に不思議なものですね。水野先生の作品を読んでいたのは、小学生の頃。大好きだった「白いトロイカ」はまだしも、「ハニー・ハニーのすてきな冒険」や「すてきなコーラ」はすっかり忘れていたのに、この本を読んだら、思い出す、思い出す。皆小学生の頃の私の、夢と憧れを育んでくれたものばかり。「ファイアー」はまだちょっと早かったよう(週刊セブンティーン連載でしたから)で、読んでいないのですが、水野先生の絵の迫力がこれでもかこれでもかと伝わってきて、圧倒されました。楽しかったぁ~!!2022/04/07
リトル★ダック
1
ご芳名は前から知っていました。でも、この展覧会に行って1964年から1965年に連載された「白のトロイカ」は幼い頃どこかでみた記憶が。物心ついて読み出した「ベルサイユのバラ」より先に、水野氏の漫画に触れていました。年代からすると昭和24年組が活躍する前の世代。手塚氏の作った少女漫画の源から、今の方向に引き上げたそのプロセスをかの画集で見た気がしました。 幅広い層に影響を与え、水野さんにインスパイアされた方がまた羽ばたいている漫画界、素敵です。2024/11/27