内容説明
本書は、国際関係論をはじめて学ぶ学部の学生や、短期大学の学生を対象に編集されたものである。本書の内容は、国際関係学習の基本原理を中心とする冷戦後の国際関係の枠組みだけではなく、地域研究の各分野を概説し、国際関係の現代的課題にまで及んでいる。「高等学校で世界史や政経を履修しなかった学生が、国際関係に関心をもち執筆者の講義を受講した場合を想定し、難解な専門用語を使用せず」という旧版の精神をくみ取り、できるだけ平易に、要領よく、しかも充実した内容になるようにしている。本書は、全体としてまとまりをもっているので、若さと生命力あふれる「国際関係論」の教科書として適当なものになっている。
目次
国際関係研究(第二次世界大戦後の国際関係;国際経済の構造;国際機構の組織図 ほか)
国際地域研究(北米諸国;中南米地域;ヨーロッパ諸国 ほか)
国際関係の現代的課題(国際関係の現代的課題;日本の国際的課題)