出版社内容情報
人間の前世はトウモロコシ?
翡翠は世界の中心の色?
マヤの社会は「エリート」と「非エリート」?
最新の研究でわかった、古代文明のヒミツを解き明かす!
密林の中に眠る神殿、高度に発達した天文学、
強烈な印象の石彫やお面、生贄など恐怖の儀式……など、
神秘的なイメージがある古代マヤ・アステカ・インカ文明。
最新の考古学研究では、マヤ文字の解読が進み、
人びとの移動や食生活、戦争の実態などが浮き彫りにされています。
いつの時代も魅了してやまない3つの文明を
詳細な図解で解き明かします。
内容説明
人間はトウモロコシから誕生した?ピラミッド、人身供犠、天文学、暦、頭蓋変形…ジャングルの奥地で築かれた高度な文明の謎を完全図解!
目次
序章 マヤ・アステカ・インカ文明を知る前に
第1章 ジャングルに現れた大遺跡の謎
第2章 驚愕のマヤ文明・文化を探る
第3章 アステカ王国の建設者
第4章 軍事強国アステカの社会と文化
第5章 インカ帝国の繁栄と滅亡
著者等紹介
実松克義[サネマツカツヨシ]
立教大学名誉教授。宗教人類学者。中南米の文化、シャーマニズム・古代の伝統と英知、および古代文明を主な研究分野とし、主に南米アンデス、アマゾン地域、中米マヤ地域でフィールドワークを行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よっち
31
神秘的なイメージがある古代マヤ・アステカ・インカ文明。マヤ文字の解読が進んだ最新の考古学研究をもとに、3つの文明を詳細な図解で解き明かした1冊。マヤ・アステカ・インカ文明がそれぞれどんな場所で生まれたのか、それぞれの文明年表からマヤ文明の三つの時代区分とジャングルに現れた大遺跡の謎やその文化。アステカ王国の主要遺跡、軍事強国としてのアステカ社会と文化、スペイン人による征服。そしてインカ帝国の繫栄と滅亡、その文化について、このシリーズらしい図解やイラストとともに分かりやすく解説している1冊になっていました。2024/08/27
ここぽぽ
15
わかりやすいイラストと、歴史がのっていて片手間にさっと見ても面白い。ジャングルの中のピラミッドが神秘的で心惹かれる文明なので、息抜きに見た。写真はなっかたけど、丁寧で生け贄と血の文化は事実だった。小説「テストカリポカ」の世界を思い出した。2024/10/05
みさと
3
中南米に現れた3つの古代文明を豊富なイラストと共に解説する。高度な天文学と精緻な暦で知られるマヤは、中米の都市国家群の総称。チチェン・イッツァの大蛇の影が現れるピラミッドが有名。スペイン人による征服までメキシコ中央部に栄えたアステカ王国、湖の島に築かれた都市国家テノチティトランが王都。また20万人もの人口を誇ったテオティワカンには世界3番目の大きさのピラミッドが。同じくスペイン人による征服までペルー・チリに大帝国を築いたインカ。高度の建築・灌漑技術に裏打ちされた農地が広がる。実際に見に行きたくなってきた。2024/11/29
takao
0
マヤ暦:2つの暦(歯車)の組み合わせでカレンダーを表現2025/02/27
優さん@はいカード
0
僕の大好きな中南米の文明についての本。図鑑の名の通り(写真こそないものの)手描きのイラストで丁寧な説明が添えられている。2024/08/23