内容説明
創作のイメージが膨らむ美しいモスクを53掲載!新たにモスクの間取りや形式、文様の基本解説を追加!時代と風土を考慮した5地域に分け、古い順にモスクを解説しています。
目次
1 西アジア、北アフリカ、アンダルシア、中央アジア(中国の新疆を含む)(ハギア・ソフィア;ハラム・モスク ほか)
2 南アジア(クトゥブ・モスク;アハメダーバードの大モスク ほか)
3 西アフリカ(ジェンネの大モスク;アブジャの国立モスク)
4 東南アジアと東アジア(牛街清真寺;クアラルンプールの金曜モスク ほか)
5 ヨーロッパ(アンダルシアを除く)(ローマのモスク;クル・シャリフ・モスク)
著者等紹介
深見奈緒子[フカミナオコ]
1956年群馬県生まれ。1979年東京都立大学工学部建築学科卒業、1981年同大学院建築学専攻修士課程修了。1998年横浜国立大学にて博士(工学)。その後、東京大学東洋文化研究所客員教授、早稲田大学イスラーム地域研究機構研究院教授を経て、現在、日本学術振興会カイロ研究連絡センター・センター長。広くイスラーム世界の都市や建築を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
136
私は無神論者ですが、建物、装飾、アートを観るのが好きなので、海外(エジプト、トルコ、ハンガリー等)で何箇所かモスクを訪れています。キリスト教の教会等と比較しても、モスクの方が美しいのではないでしょうか❓ https://www.xknowledge.co.jp/book/97847678328832024/06/06
shio
34
あまりモスクを知らないものの、美しい写真にくぎ付けになりました!イスラームの広がりを古い年代、地域順に紹介されていて、いわゆるドーム型だけでない地域ごとの特色もあって興味深い。中国とかアフリカの建物は一見モスクとは分からなかった!😳偶像崇拝の否定から、建物内の装飾は幾何学模様や植物、文字の模様で埋め尽くされていて荘厳!アブダビのモスクは2000年代の建設でスワロフスキーのシャンデリアが美しい現代的なモスク。礼拝のための場所なので、シリア・アレッポのモスクが粉々に破壊されたままなのは胸が痛む。 2025/04/23
Toshi
21
まず冒頭の「基本解説」が出色のでき。これだけシンプルにモスクとイスラムデザインをまとめた文章(+図、写真)は見たことがない。それでいてきっちり基本はカバーしている。偶像崇拝が認められない中で、いかに宗教空間を作り出すか。時にそれは空間を埋め尽くすコーランの言葉であり、幾何学模様である。異教徒が簡単に足を踏み入れられる場所ではないだけに、写真が借り物であるのは仕方がない。イスファハーンとサマルカンドは、死ぬまでに一度行きたい。図書館にあるエクスナレッジの本、全制覇の旅は続く。2025/03/14
サクラ
5
イスラーム教について不勉強で何も知りませんが、数々の建物に観入ってしまいました。中でも文様は目がチカチカしちゃいました。国は場所によって建物の雰囲気がガラリと変わるのは面白いですね。2024/07/06
ichigomonogatari
3
タージマハルくらいしか知らなかったけれど、世界のモスク、とても美しい。タイル模様、ステンドグラスも精巧で・・東京ジャーミー行ってみたい。2024/07/17