内容説明
単純化とデフォルメでかわいく描く拙い描写が「かわいい」を生むかわいい題材をリアルに再現するゆるさで心を和ませる“イカれた”形に表す。
目次
単純化とデフォルメでかわいく描く―俵屋宗達と伊藤若冲(俵屋宗達―「かわいい日本美術」の幕開けを告げる画家;伊藤若冲―かわいさとユーモアに満ちた水墨画を描く)
拙い描写が「かわいい」を生む―与謝蕪村(与謝蕪村―「非プロフェッショナル」感覚がいい)
かわいい題材をリアルに再現する―円山応挙と歌川国芳(円山応挙―本物の動物がそこにいるみたい;歌川国芳―愛と冷静な作画力で描く「かわいい猫」)
ゆるさで心を和ませる―長沢蘆雪(長沢蘆雪―「奇想の画家」で「かわいいもの描き」)
“イカれた”形に表す―仙〓義梵(仙〓義梵―庶民から大名まで、皆に人気の仙〓さん)
著者等紹介
金子信久[カネコノブヒサ]
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルちゃん
37
最高に集中できた!ここを見てね、ここがこうでしょって、監修されている金子信久さまの、言葉が身近で、わたしみたいなヤツでも頷いて読める。松花堂昭乗の、おじさん3人がたまらなくやばい笑 空白との、あのバランスがたまらんのです。歌川国芳の猫の当て字、人間の姿の猫、九図しか見つかっていない、金魚づくしシリーズ。すごすぎて、ずっと見てた笑 可愛くて、画力すごい。2023/11/07
シフォン
31
昨年は三井記念美術館で円山応挙展、先日は府中美術館で長沢蘆雪展を鑑賞、かわいい子犬たちに癒される。本書は、江戸のかわいい絵画について、俵屋宗達(デフォルメ)、与謝蕪村(拙い描写)、円山応挙、歌川国芳(リアルに再現)、長沢蘆雪(ゆるさ)、仙厓義梵(イカれた)等と紹介されている。応挙の絵はちょっと上品でもふもふ、「狗子図」のダラリと安心しきって寝ている子犬が愛おしい。蘆雪の絵はゆる~く虎もかわいい、「菊花子犬図」もふもふわちゃわちゃ、後ろ姿のくるくるしっぽ、逆八の字の目、どの子もかわいい。2026/04/12
あきあかね
17
今、「ちいかわ」が人気を集めているが、本書を読むと、江戸時代の人びとも、「ちいさくてかわいい」ものたちを描いた絵を好んでいたことが分かる。江戸時代になり世の中が安定し、経済も発達すると、町人社会が育まれ、従来の武士や公家、寺社に限られていた美術に変革が起こったという。 かわいさの描き方も様々で、単純化とデフォルメによる、中村芳中の淡い線で描かれた丸々とした犬たち、一見拙いながら味のある「ヘタウマ」の与謝蕪村の人物画、リアルなかわいさを追求した円山応挙のすやすやと眠る仔犬、⇒2024/08/31
いいちゃん
7
円山応挙ー長沢蘆雪の師弟ラインの描くもふもふ犬たちが最高にかわいい❤︎2024/06/01
クドアンヌ
7
義務教育の歴史で習うくらいの有名どころも良いが私は松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)や鳥獣略画式が好き。三浦樗良(みうらちょら)のキリンみたいな鹿も独特でかわいい。こういうパッと見て何の生き物かわからないような絵を部屋に飾ってみたい。難しい名前が多いのでふりがながついていて嬉しい。2024/03/02
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