出版社内容情報
2016年4月発行の「3D間取りの教科書」をA5版にし、間取り本として大幅改訂!より魅力的な間取りを生み出す間取りのルールを、立体イラスト(平面パース・断面パース)を用い、実例を交えて解説。
普段は平面で考えることの多い間取りの計画を、高さや奥行き方向の関係性まで含めて立体的に捉えることで、新たな間取りの構成を発見できる新感覚の間取り本です。
設計者の方はもちろん、家を建てることを検討している方に、間取りのお手本としてぜひ読んでいただきたい一冊です。
内容説明
広がり、抜け、奥行き、重なり、間などの感覚的かつ立体的な空間のとらえ方ができると間取りは信じられないくらい豊かなものになります。さらに動き、たまりなどの動線、暮らしを彩る光や影、さらには快適な温熱環境までしっかりと考えることで五感で楽しむ間取り=家ができあがります。
目次
1章 境界を間取る(広がり感―広がり感を出すには内部空間の微調整が重要;抜け―端から端まで抜ける「仕掛け」をつくれば、窮屈感は解消でき抜け感が得られる;奥行き感―空間の広がりを期待させることで奥行き感が生まれる ほか)
2章 動きを間取る(動き―効率的な動きを生みだす動線計画が快適な住空間をつくる;たまり―長居したくなるたまりを設け、心地よい住空間をつくる)
3章 彩りを間取る(光・影―快適な明るさは、光と影のバランスから生まれる;暖・涼―暖・涼のデザインは、断熱性能の高さと適度な通風が肝)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
20
間取り図を眺めて想像するのが好き。この本は平面の間取り図と、縦に切った立体空間図の両方が紹介されていて、より具体的に想像する事ができます。中には自分も住んでみたくなるような間取りもありました。楽しめました。2023/05/24
練りようかん
12
境界・動き・彩りの3章にわけて間取りの狙いと実施アプローチを紹介。3Dで部分的に色付けもされてるので脳内で立体化しやすく、篤史の番組で観た家に似てるなあ等間取り図をみてるだけで楽しかった。特に学びになったのは外部空間の内部化や死角が生む奥行き感、地下空間の通風を確保するドライエリア。壁好きとしては垂壁や曲面状に立ち上げる手摺壁に目がいってしまうことも。また興味引かれたのは、単なる移動空間にせずフリースペースで間を設けた「横浜の家」と、寝室を中心にしてたまりを生んだ「BENTO」の家。注文住宅っていいなぁ。2025/04/26
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
2
様々な建築家による個性豊かな住宅間取り集は、見ていて楽しいものでした。2024/09/30
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