出版社内容情報
夏目漱石、江戸川乱歩、正岡子規、松本清張などの明治・大正・昭和を代表する小説家・作家・詩人の家を私生活の場として、小説が書かれた舞台として詳しく紹介しています。どんな家で名作が書かれたかを知ることで、同じ作品も今までと異なる読み方ができるはずです。文豪の家の間取り図も付いています!今回の改訂では、判型をB5変型からより手に取りやすいA5版としています。また引用文章の解説や、補足・注釈などを増量し、予備知識があまりない方でも読みやすい内容になっています。
内容説明
文豪たちの創作の拠点となった家、36軒を詳しく解説。編集者と打ち合わせを重ねた応接間、愛猫と過ごした縁側、執筆部屋から、さらには文豪たちが愛用した万年筆、家具に至るまで、作品に影響を与えた「家」にまつわるさまざまなモノを写真とイラストで掲載。文豪の家を知ることで、名作の新たな一面がきっと見えてくるはずです。
目次
太宰治 滅びゆく「家」への哀感
夏目漱石 家を選ばず、終生借家住まいであった
石川啄木 不満足の中の満足の深い味
江戸川乱歩 妖気をまとう幻影の城
松本清張 「夢の城」の中の簡素な仕事場
吉屋信子 少女小説の女王は「尼寺」を望んだ
有島武郎 愛の果ての最期は軽井沢の庵
井上靖 森羅万象と生の交感を続けた家
北原白秋 感受性を醸成した「暗がり」
国木田独歩 悲しみの音調に耳を傾けた場所〔ほか〕
著者等紹介
高橋敏夫[タカハシトシオ]
文芸評論家・早稲田大学文学部教授。1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程満期退学。近現代日本文学専攻。『戦争×文学』全20巻の編集委員
田村景子[タムラケイコ]
和光大学表現学部准教授。1980年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了。近現代日本文学専攻。学術博士(早大 2012年)。アニメ・現代演劇評論も(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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