内容説明
郊外、都市型、終の住処、二拠点居住…それぞれのカタチに合った、自由な暮らし。人気建築家が手がけた、美しくもおおらかな10の住まいの物語。
目次
森の中の図書館―おおたかの森の家
住まいは人生の器―神木本町の家
庭を取り込むリビング―武蔵野の家
どこに座ってもいい感じ―深沢の家
伸びやかな終の住処―辻堂の家
三世代がつながる暮らし―続・辻堂の家
猫と楽しむもうひとつのリビング―吉祥寺南町の家
住み継ぐ暮らし―梶原の家
行き来する暮らしかた―葉山一色の家+野尻湖の小さな家
丘の上の白い方舟―山手町の家
著者等紹介
八島正年[ヤシママサトシ]
1968年生まれ。1993年、東京藝術大学美術学部建築科卒業。1995年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(益子義弘研究室)。1998年より、八島(旧姓・高瀬)夕子と共に八島建築設計事務所設立。1991年、東京藝術大学より安宅賞受賞
八島夕子[ヤシマユウコ]
1971年生まれ。1995年、多摩美術大学美術学部建築科卒業。1997年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(益子義弘研究室)。1998年より、八島正年と共に八島建築設計事務所設立。1995年、東京藝術大学より吉田五十八奨学基金授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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パプリカ
4
「森の中の図書館」がコンセプトの家が素敵だった!野鳥がやって来る自然な庭。いいな~!2021/05/26
月と星
3
★★★個性ある素敵なおうちばかり。子どもが小さい時はロフトがいいな。実親の家が見えるところにあると安心だな。平屋いいな。ミニマムハウス憧れる。やはり設計費とか高いんだろうな…と思う。2021/04/23
こめまり!
3
「えぇなぁ〜」と羨ましく思う素敵なお家が、写真も豊富に紹介されていて、この本が欲しくなりました。コラムの文章もgood!2021/03/27
ponnnakano
2
建築家の作品集と違い、住む人が入った写真で楽しげな様子が伝わってきて嬉しい。それぞれの家のコンセプトを表す八島さんのスケッチが柔らかなタッチでとてもいい。最初の本棚がたくさんある家は羨ましい限り。憧れる。路地奥の小さな家は狭いだけに隅々まで居心地よく設計されていて好みです。小さな家は家具のように設計するのが正解なんだと再認識。伊礼さんに通じるものを感じる。猫のいる家の外リビングはいいアイデアだしやってみたいが、内リビングとの位置関係をあそこに持ってくる発想は自分にはないなと思いました。居心地良さそう〜。2022/03/22
あきこ
0
私は本当に「家」が好きで木の家が大好き。表紙の家も出てくる10の家も温かくていい。さらに大好きな吉村順三にも話がつながり、自分がなぜ惹かれたのか納得したりしながら読む、そして見る。本当に毎日を家族で過ごすために作られた空間は、その結果美しく機能的でもある。ラワン材の天井っていいな、と突然思う。またここはこれで大丈夫なのか、などど思ってみたりもする。温泉旅館に持って行ってゆっくりと味わった一冊でした。2022/12/20