内容説明
「居心地のよさ」の秘密は境界線にある。図面や写真ではわからない、空間のつなぎ方、光の廻し方、風の通し方を建築家が描いたパース、アイソメ図で解説します。
目次
第1章 周辺環境の読み解き方(景色に寄り添う;開かずの窓をつくらない ほか)
第2章 リビング・ダイニングのしつらえ方(陽だまりの移ろいを愉しむ;気持ちを切り替える仕掛け ほか)
第3章 水廻りのしつらえ方(暮らしが整う間取り;鉢合わせしない水廻りの配置 ほか)
第4章 個室のしつらえ方(日常と分かつ多目的空間;たまりと抜け明暗を操作する ほか)
第5章 階段・廊下のしつらえ方(家族の気配を共有する;光で導く ほか)
著者等紹介
丸山弾[マルヤマダン]
1975東京都生まれ。1998成蹊大学卒業。2003‐2007堀部安嗣建築設計事務所。2007丸山弾建築設計事務所設立。2007‐京都芸術大学通信教育課程大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
33
集う場所に、籠る場所。抜ける視線や、妨げない動線。包まれたり、外に開けたり。デザインには必ず意味があるということで「なぜそうした(間取りやしつらえにした)のか」を読ませます。◉小上がり畳ベッドは多目的。緑の射す読書スペースが良い。「自然に囲まれた住宅では、自然との距離感が重要です」◉仕掛けをするときも、仕掛けられるときも、それと気付かずにさりげなく誘導されるのが至高。それが環境。行く先々で、なぜ今・そこが心地よいのか、デザイン/仕掛け/背景を考える習慣を身に付けたい。【連書】集落の教え1002021/03/04
kaz
1
郊外の家はわかるが、幡ヶ谷や浜田山でこのような家が建つのかと、ちょっと驚き。図書館の内容紹介は『景色に寄り添う、陽だまりの移ろいを愉しむ、家族が集う場をしつらえる、光で導く…。図面や写真ではわからない、空間のつなぎ方、光の廻し方、風の通し方を建築家が描いたパース、アイソメ図で解説する』。 2022/04/01