出版社内容情報
~民藝館、ショップ、カフェ... 日本各地の手仕事をめぐる旅~日本の民藝にまつわる80以上のスポットを紹介するガイド本。各地にある民藝館を起点にその周辺にあるカフェや、ショップなどを紹介します。民藝館やショップなどの解説では、柳宗悦や河合寛治郎、浜田庄司らの民藝の有名人たちのエピソードもたくさん登場。日本全国を旅するようにガイド本を読み進めていけば、「民藝とは何か?」についても同時に学べます。
内容説明
すばらしい手仕事をめぐる。全国の美術館、有名店を旅しながらめくるめく民藝の世界をご案内!柳宗悦、濱田庄司、リーチなど、民藝同人と各地のかかわりも紹介。
目次
関東の民藝を旅する
東北の民藝を旅する
中部の民藝を旅する
関西の民藝を旅する
中国の民藝を旅する
九州の民藝を旅する
巻末資料
著者等紹介
萩原健太郎[ハギハラケンタロウ]
ライター。フォトグラファー。日本文藝家協会会員。1972年生まれ。大阪府出身。関西学院大学卒業。株式会社アクタス勤務、デンマーク留学などを経て2007年独立。現在は東京と大阪を拠点に、デザイン、北欧、民藝などの周辺の執筆および講演を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ann
37
自分にとって民藝といえば浅川巧である。リーチよりも宗悦よりも。そして現代ならば過日逝去された久野恵一氏である。先日伺った東長崎の小鹿田焼ソノモノ、20年前に緊張しながら恐る恐る訪れた松本民芸館、ちきりや工芸店。山陰地方と倉敷美観地区は今すぐ飛んで行きたいくらい。益子でさえ今は遠い、、、2021/12/04
かおりんご
29
伝統工芸品と民藝の区別って難しいなと思いながら読む。民藝と名付けられたときはそんなに値がはるようなものじゃなかったかもしれないけれど、今じゃ気軽に手の出せないものもある。この本は、民藝を扱っている美術館やお店を紹介。益子は、また今度ゆっくり行きたい。2020/10/30
ふう
14
全国60か所以上の民藝館。片っ端からデジタル地図に印していたが、キリがない。この本は買うしかない。紹介された関西の美術館や民藝店には半数以上行ったことがあるが、後は益子と沖縄の数か所しか知らない。心ゆくまで民藝(と温泉とお酒をちょっとだけ)の旅がしたい。2022/02/13
らびぞう
8
TVで井浦新さんがナレーターをすると言う「民藝の100年」を見て、興味を持った。「民芸」は観光地のお土産売り場で、この文字は見たことがあるが、「民藝」は、私の今までの人生の中で、あまり見慣れない言葉だ。そうして、そこから、この「民藝」を広めた人物が柳宗悦だ。大衆的でありながらも、そこには、素朴な美がある。全国に散らばっていた、それらを集め、系統つけたことにより、今、現在の私たちにも、それらが色褪せることなく、継承されているものを見ることが出来ることとなった。小鹿田焼のピッチャーが特に気になった。2022/03/17
アズル
8
図書館本。民藝館や工芸館、窯元、店舗などのガイドブック的な一冊。柳宗悦らの「民藝運動」については、サクッと紹介。民藝の品々を実際に購入できる店舗に行きたいです。2021/03/16