内容説明
冷徹な批評精神と奔放なイメージ。戯曲の本質を抉り時代の最尖端を行く蜷川幸雄全演出録。未公開の演出ノートとスケッチを軸にエッセイとインタビュー、豊富な舞台写真によるスリリングな20年の軌跡。
目次
真情あふるる軽薄さ
明日そこへ花を挿そうよ
清水邦夫に関するいくつかのこと
蜷川幸雄―現代人劇場
王女メディア
ロミオとジュリエット
黒いチューリップ
蜷川幸雄―ロング・インタビュー(ロジャー・パルバース)
演劇=記憶の輻輳する場
わたしの技術論
演出家との対話(高橋巌)
ギリシャ悲劇のヨーロッパ日本語公演
テンペスト
NINAGAWAマクベス 5
欲望という名の市電
階段としての世界像―蜷川幸雄論(扇田昭彦)〔ほか〕