内容説明
本書は、これまで明らかにされていなかった動物園建築とは何かについて、系統だてて詳細まで研究し、解き明かそうとしたものです。過去200年につくられた歴史ある動物園30事例と、ゾウ、霊長類と大型ネコ科動物のための現代の大規模建造物を10事例ずつ、さらにキリンや極地、熱帯の生き物を扱う園舎を含め、合計77の魅力的な動物園を取り上げています。そこから今後の動物園の計画・設計の基準となる10のデザインパラメータを導き出しています。
目次
Introduction 動物のための建築―稀少なるものを追い求めて
1 動物園の建築理論、その歴史とタイポロジー(動物園の建築理論;動物園建築の歴史;建築物のタイポロジー)
2 動物園の建物とプロジェクト(歴史的な動物園の建築物;現代の動物園の建築物)
著者等紹介
ムーザー,ナターシャ[ムーザー,ナターシャ] [Meuser,Natascha]
教授、工学博士。1967年、ドイツのエアランゲンに生まれる。ベルリン在住の建築家であり作家。ローゼンハイムでインテリア・アーキテクチャー、シカゴのイリノイ工科大学で建築学(修士課程)を学ぶ。ベルリン工科大学で博士号を取得。ドイツ、デッサウのアンハルト大学で教授を務める。設計論に関する多くの著作を発表し、建築図面について教える傍ら、動物園の建築と歴史について研究している。2020年には、ドイツのデッサウにあるアンハルト応用科学大学に、動物園建築研究所(ZooArc)を設立
百合田香織[ユリタカオリ]
1976年生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科(修士)修了。専攻は建築学、建築史研究室。公務員として公共プロジェクトに9年間従事した後、退職し夫の英国赴任に同行。ヨーロッパ各地の建築を巡りつつ、建築やデザイン、翻訳のスクールに通い、帰国後に翻訳者として活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘
あひる
Qfwfq
towerofthesun
とみぃ