世界の夢の動物園

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  • サイズ A4判/ページ数 566p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784767827490
  • NDC分類 526.48
  • Cコード C0052

内容説明

本書は、これまで明らかにされていなかった動物園建築とは何かについて、系統だてて詳細まで研究し、解き明かそうとしたものです。過去200年につくられた歴史ある動物園30事例と、ゾウ、霊長類と大型ネコ科動物のための現代の大規模建造物を10事例ずつ、さらにキリンや極地、熱帯の生き物を扱う園舎を含め、合計77の魅力的な動物園を取り上げています。そこから今後の動物園の計画・設計の基準となる10のデザインパラメータを導き出しています。

目次

Introduction 動物のための建築―稀少なるものを追い求めて
1 動物園の建築理論、その歴史とタイポロジー(動物園の建築理論;動物園建築の歴史;建築物のタイポロジー)
2 動物園の建物とプロジェクト(歴史的な動物園の建築物;現代の動物園の建築物)

著者等紹介

ムーザー,ナターシャ[ムーザー,ナターシャ] [Meuser,Natascha]
教授、工学博士。1967年、ドイツのエアランゲンに生まれる。ベルリン在住の建築家であり作家。ローゼンハイムでインテリア・アーキテクチャー、シカゴのイリノイ工科大学で建築学(修士課程)を学ぶ。ベルリン工科大学で博士号を取得。ドイツ、デッサウのアンハルト大学で教授を務める。設計論に関する多くの著作を発表し、建築図面について教える傍ら、動物園の建築と歴史について研究している。2020年には、ドイツのデッサウにあるアンハルト応用科学大学に、動物園建築研究所(ZooArc)を設立

百合田香織[ユリタカオリ]
1976年生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科(修士)修了。専攻は建築学、建築史研究室。公務員として公共プロジェクトに9年間従事した後、退職し夫の英国赴任に同行。ヨーロッパ各地の建築を巡りつつ、建築やデザイン、翻訳のスクールに通い、帰国後に翻訳者として活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ALATA

45
動物園、昔は野生動物を鑑賞する目的で造られた囚われの施設という概念が一般的。牢獄から劇場型へ、そして博物館建築に時代とともに進化するストーリー性を持った建築物が興味をそそる。自然な環境の演出、生息地への適合性がダーウィンの生物学と融合し合う。ジャングルホールの吊り橋、水中チューブ、2段構造の展示通路など工夫を凝らした演出が楽しい★3※毎日100リットルの水を飲むゾウのプールを備えたチューリッヒ動物園がすごい。以前見た「行動展示」という新しい発想で造り出した旭山動物園もエンクロージャー施設の最終形態か。2025/03/30

6
本書は、動物園建築を系統立てて詳細に検討するという、過去に類を見ない試みの集大成である。その歴史をひもとき、視覚に訴える豊富な資料を提示する。また建築以前に対象動物の生態を熟知する必要性も指摘する。世界各地の現代動物園の建築分析と解説および写真、平面図、断面図、イメージ図は、これからの動物園建築への確かな足掛かりとなるだろう。2020/11/23

あひる

3
こんな代々的な動物園があったらいってみたい。2021/04/18

towerofthesun

1
第一世代:コロニアル様式の展示施設、第二世代:パノラマのランドスケープの中の柵のない建築、第三世代:形式主義と機能主義、第四世代:建物をランドスケープとして扱い自然の中に暮らす、第五世代:アイコンとなる大規模建築でブランドをつくる2022/06/30

とみぃ

1
子供の頃から好きだった動物園。なるほどな。2021/01/16

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