出版社内容情報
「腸活」「菌活」ブーム真っ只中!やってはいけないこと、本当にやるべきことを教えます!腸活食品の代名詞といえるヨーグルトなどは、実は摂りすぎると腸内細菌が増えすぎて逆に腸内環境が悪化してしまうこともあるのです。巷にあふれる「腸活」の間違った常識を、腸研究の第??者の藤田先生が最新の研究結果をもって?刀両断。今までの常識をくつがえす「腸活食」のまちがいと、本当に腸に良い最新腸活メソッドを教えます!
内容説明
長生きする人ほど実は偏食家。腸内細菌の世界的権威が教える、本当に「強い腸の作り方」
目次
第1章 腸にいいものをたっぷりとっているのになぜ不調?
第2章 食べものの好き嫌いは腸内細菌が決める
第3章 脳にだまされるとジャンクフードが欲しくなる
第4章 腸によいことばかりの生活だと体調不良になる
第5章 腸が嫌がるものを食べると腸に穴があく
第6章 2週間で腸のデブ菌が減り、ヤセ菌が増える
第7章 腸を強くして免疫力を高める食事の法則
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、旧満州生まれ。東京医科歯科大学卒業。東京大学医学系大学院修了、医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、東京医科歯科大学名誉教授。専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。1983年、寄生虫体内のアレルゲン発見で、小泉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チャー
12
第二の脳と言われる腸の働きについて記された本。腸の調子を整える役目を持つ腸内細菌の種類と活動の仕組みなどについて詳しく記されている。腸が欲するものと脳が欲するものがあり、前者は積極的に取り入れたほうが良いが、後者は食品添加物によって騙された脳が欲しがるものであり決して体に良いとは言い難い。体に良いからと周りが言うことを鵜呑みにして、自分が嫌いなものまで食べる必要がないという指摘は新たな気づきであった。ヨーグルトも納豆も摂り過ぎは良くない。骨スープや酢キャベツ等効果的だとされるレシピが記されており興味深い。2020/12/19
佐藤春海
6
嫌いなものは食べなくていい!と冒頭から言いきっているのがインパクト抜群。いくら健康によくても嫌いなら食べなくていい、栄養にならないこともあるし、そもそも腸がそれを欲していないからだと。 お酢がどうしてもダメなのだが、これでいいらしい。酢キャベツを推している著者だが、私みたいな人間はしなくていいらしい。脳が好きなものと腸が好きなものとは別であると。甘味を腸は欲しくないが脳は欲しい。で、糖質を取ると太っていくと。血糖値スパイクにもなるんだろうなと想像する。行きすぎた糖質制限には著者は反対している。2022/08/21
えいとん
2
2024年度16冊目。 新規情報+重要事項として、 ・50代からエネルギーの摂取方法を切り替えるために食事を見直すべき ・キャベツはかなり腸内環境の改善に資する ・テールスープなど動物系の出汁は腸内環境の改善に資する ・腸にいいものを食べすぎても却って腸内細菌が増えすぎて栄養がそこに奪われてしまう。過ぎたるは及ばざるが如し2024/03/09