内容説明
飛行機や小鳥、亀など、すべて実際に空を飛ぶ折り紙選集。無切一枚折り(1枚の紙を切らずに作る)で、実際の飛行機と同じように垂直尾翼が上についていることを基本としている。姿も美しくよく飛ぶ『セミ・コンコルド』『未来型飛行機』、パタパタとはばたきながら飛ぶ『はばたく小鳥』などを収録した、既刊『よくとぶ飛行おりがみ31選』と『おりがみ飛行機の本』の加筆修正版。
目次
準備編(用紙について;必要な道具/正しい折り方;でき上がったら)
実践編(基本形とそのアレンジ集;イカ型とその仲間;飛行艇・デルタ型など;トリ型・動物型)
知識編(この本に出てくる用語;詳しく知るための航空用語解説;垂直尾翼について;垂直尾翼と飛行性能の関係)
著者等紹介
中村榮志[ナカムラエイジ]
大正7年(1918年)東京に生まれ、少年時代を北海道の大自然の中で過ごす。読売に入社後は、東京オリンピックの報道をはじめ多くの記録の取材に活躍した。一方、長年の夢であった人力飛行機の実験は、不運な交通事故のため果たせなかったが、このときの入院生活がきっかけで、折り紙の世界に入る。航空力学、科学理論に裏づけられた独特な折り紙は、他の作家の追随を許さないものがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
15
この本、素晴らしい紙飛行機がたくさん載っています。著者の方の情熱、工夫が感じられます。本格派なので作った後、飛ばして調整が必要です。ここが難しいところです。紙飛行機を作って、飛ばして、調整して、、、。趣味の時間、大切です。残念ながら、今は中古でしか入手できません。2020/07/20
ラグエル
4
正方形の紙、つまり折り紙から作れるものは、この中からセレクトしなくてはならないものの、シンプルでよくとぶ。入手困難なのは大変残念である。出版社には、もうない。アマゾンで残り1冊。慌てて買った。2012/12/10
nutts
3
美しく、遠くへ飛ぶ厳選された30機を収録。簡単な折り紙本かと思いきや、航空工学の観点・用語から開設され内容は本格的。「なるほど、折り紙は後退翼が多いから、下反角が必要なのだな。」などと呟きながら折っていると、何かすごいものを生み出しているような気になって、ちょっと嬉しい。スーッと糸を引くように飛んで行ってくれたときには、鳥肌が。2011/02/11
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