出版社内容情報
死ぬまでに見ておきたい、日本の近代を支えた名建築物、軍事施設、産業遺産など独特の魅力を持つ「赤レンガ建築」に特化した1冊です!歴史の生き証人である赤レンガ建築、構造物を、美しい写真とイラスト図解で紹介。そのレトロでノスタルジックな独自の魅力に浸りながら、建築的・歴史的知識も深めることができます。もちろん実物を見に行けるよう、アクセス情報などガイドブックとしての要素も充実!!
内容説明
近代化や権威を象徴する駅舎、庁舎、学校、軍事施設、橋、水道橋、水門などの土木施設…震災や戦災を免れ、今も威厳に満ちたたたずまいを誇るレンガ建築物(構造物)を厳選。
目次
1 関東(東京都 東京駅丸の内駅舎;東京都 三菱一号館美術館 ほか)
2 北海道・東北(北海道 北海道庁旧本庁舎;北海道 北海道大学出版会倉庫 ほか)
3 中部(静岡県 韮山反射炉;石川県 石川県立歴史博物館・加賀本多博物館 ほか)
4 近畿(京都府 京都国立博物館明治古都館;京都府 同志社大学彰栄館ほか ほか)
5 四国・中国・九州(香川県 陸上自衛隊第十四旅団倉庫;愛媛県 おおず赤煉瓦館 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
63
レトロ建築巡りをしています。特に明治から大正のレンガ造りの建物。まだまだ巡っていないところを発見できました。これまでで特に良かったのは「法務省旧本館」「三菱一号館美術館」「北区立中央図書館」「横浜赤レンガ倉庫」「横浜市開港記念会館」「名古屋市市政資料館」「大阪市中央公会堂」「神戸文学館」。いずれも今も活用されていて中からも観れるのがよいです。2023/10/19
遠い日
6
赤レンガの建築は、どうしてこうも郷愁を誘うのだろうか。建物のデザインのレトロなさまが、気持ちを掴むからだろうか。青い空にも曇りの空にも、レンガの赤が映えるからか。2018/11/12
beirain
3
興味があるとはいえ買っては絶対読まないだろうなと思い図書館で借りてきた。 サッポロビール園、富岡製糸場、長崎の赤煉瓦教会群は近い将来是非訪れたい。2019/03/31
比丘尼坂
3
若い頃見慣れた建物で当時は古ぼけた感じしかなかった。というか、現役で関係者以外立ち入り禁止だったと思う。 構造、意匠の専門的なコメントがわかりやすく、かつ、簡潔に記述されていて筆者の煉瓦造に対する愛をとても感じる。 それに、じつは、写真がとても良い。 この本を持って全国の煉瓦造を訪れたい。2019/02/07
kaz
3
全部が「最も美しい」というのは言い過ぎだと思うが、レンガの赤は確かに美しい。また、名建築と言われるものは、外部のレンガの美しさに加え、内装の華麗さにも特徴が見られる。建築家で言えば、辰野金吾は今から考えるとやはり天才だったのだろうと思う。 2019/01/31
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- 和書
- 小早川隆景