出版社内容情報
建築は内部空間こそが重要だった!外部形態に着目されがちな名建築も、内部空間を知ることでより深く理解できます。フランク・ロイド・ライト「落水荘」、コルビュジェ「サヴォア邸」、アドルフ・ロース「ミュラー邸」など近代建築家の作品や言説を紹介しながら、『内部空間』をキーワードに、建築設計の手法を明らかにします。
内容説明
建築の本質は、「体験=内部空間」にあった!ライト、コルビュジエ、アールトたち巨匠の建築をもとに、いかに「体験」からの発想が名作を優れたものにしているかを、鮮やかに分析する。さらに、建築のみならずヴィクトル・ユゴーら海外の小説、ジョルジュ・ブラックなどの美術作品からも空間を語った、画期的な建築論。
目次
序文 建築における内部経験の並はずれた重要性
1 “内部空間”こそ建築の起源
2 緊密な内部体験とよそよそしい外部形態
3 内部空間に関する3つの近代建築の概念
4 眼と身体が経験する経路の分離
5 内部空間の形成と場の境界
6 空間の社会性と遭遇の創出
7 内密でありながら無限に広がる場の中の“巣”
8 経験と記憶のために部屋をつくる
9 外部環境の内部体験
結論 建築の導入と評価としての内部経験
著者等紹介
マッカーター,ロバート[マッカーター,ロバート] [McCarter,Robert]
現役の建築家・作家。2007年以降は米国ミズーリ州にあるセントルイス・ワシントン大学の建築学部教授も務める。1991年から2001年まではフロリダ大学の建築学科長を務め、その他コロンビア大学でも教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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