出版社内容情報
本人が語る、ザハ・ハディド完全作品集!圧巻の320ページ
斬新なデザインや素材、空間構造で多くのプロジェクトを手掛けてきたザハ氏。そのダイナミックな建物やプロジェクト、オブジェから家具、インテリアまで、2016年に没するまでのプロジェクトも含め、その業績ザハ本?が解説。
目次
建物とプロジェクト
オブジェ、家具、インテリア
プロジェクトデータ
著者等紹介
松下希和[マツシタキワ]
ハーバード大学大学院建築学科修了、槇総合計画事務所勤務を経て、KMKa一級建築士事務所を是永美樹と共同主宰。東京電機大学未来科学部建築学科准教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
20
新国立競技場の当初案はスタイリッシュでかっこよかった。バクダット生まれ、ロンドンのAAスクール出身。2004年女性で初めてブリツカー賞受賞したが、2016年逝去。香港で夜景を見たが、「ザ・ピーク」が彼女の建築だったのはこの本で知った。アゼルバイジャン「ヘイダル・アリエフ・センター」の曲線や、ドバイの「オペラハウス」のうねりなど超近代的な建築は見ていてため息が出る。コンピューターの発達によってランドスケープのような建築が可能になった。建築だけでなく、Zチェアやジェネシー・ランプのカーブもザハならでは。2018/08/10
Michio Arai
5
先日大阪駅に出たついでに、大阪国立国際美術館で開催中の@インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」を観た。 そこでは戦前近鉄がブルーノ・タウトに依頼して企画された生駒山嶺小都市計画、予算不足で実現できなかったものや、黒川紀章の農村都市計画のように個人的原体験がその人のその後の建築設計思想に強く反映することを示すものであったり、安藤忠雄の中之島プロジェクトーアーバンエッグ、これは後の直島で結実したものや、極めつけは、磯崎新の新都庁舎コンペ案、優れた案であるにも関わらず落選、 2020/01/22
Gaudi
3
隈研吾氏の設計したオリンピックスタジアムが完成し、プレスオープンされましたが、最初はこのザハさんの設計を採用する予定でしたよね。 あの近未来的なデザイン画を見た時の驚きと期待感は、見事に裏切られたわけですが、隈氏の建築も素晴らしいものです。一度、見てみたい!2019/12/31
christinayan01
3
計画案から実際に建てられた作品すべてが載っている。本当に全仕事。ギュッギュッと力強い無機質で鋭角のデザインが超かっこいいハディド氏の素晴らしさが再認識できる。序盤の数十ページは、氏は画家なのか?と思うほどにドローイングだらけ。後半からは実際にコンペを勝ち抜いたすごい建物だらけ。施工業者涙目だろうけど。ちなみに2018年出版だが新国立競技場案は出てこない。あれめっちゃ好きだったんだけどなあ。2018/07/07
葛
2
2018年3月31日初版第1刷発行 著者:ザハ・ハディド 序文:アーロン・ベツキー 監修:松下希和 訳者:田辺晴美(翻訳協力:トランネット) 発行者:澤井聖一 発行所:株式会社エクスナレッジ 日本版ブックデザイン:米山英弘(細山デザイン事務所) 日本版DTP:横村葵 定価:本体3800円+税 2020/08/30