内容説明
独自の視点で野生生物をたくみに捉え数々の賞に輝いた写真家、アレックス・ベルナスコーニの最新写真集。息を呑むような迫力のパノラマ写真は、厳しい気候条件のもとに築き上げられた南極の壮大な美しさを映し出す。過酷な環境に順応して暮らす多様な生き物のすがたを切り取った、臨場感あふれるポートレートも圧巻。
目次
序章 ピーター・クラークソン博士
BLUE ICE世界で一番美しいペンギンの世界(アレックス・ベルナスコーニ)
著者等紹介
ベルナスコーニ,アレックス[ベルナスコーニ,アレックス] [Bernasconi,Alex]
世界的な野生生物写真家、アート写真家。これまでに数々の賞を受賞してきた。1968年、歴史あるデザインの都ミラノで生まれ、カメラを片手にアウトドア、スポーツ、冒険、旅に明け暮れる。国際写真賞(IPA)、トリレンベルク・スーパー・サーキット、PX3、WPOソニーワールド・フォトグラフィー・アワード、グラフィス、エプソン・インターナショナル・パノ・アワードなど世界的に権威のある写真賞を多数受賞。処女作『Wild Africa(ワイルド・アフリカ)』は、2011年の独立系出版賞(IPPY)において年間最優秀写真集に選ばれ、ゴールド・メダルを獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
25
『BLUE ICE』が原題。南極の美しい氷山の写真集。ミラノ生まれの写真家アレックス・ベルナスコーリが、南極を旅し、青い氷山とペンギンたちの美しい世界を撮影。南極海に浮かぶ卓状氷山は幻の大陸のように幻想的。長い年月をかけ圧縮され、中の空気が抜け透明度が高くなり、青い光だけを反射するblue iceの美しさが際立つ。南極を守るためには我々の日々の営みが遠く離れた場所に影響を及ぼしている。マサイ族の言葉「地球を大切にしなさい。それは、あなたが親からもらったものではありません。子どもから借りているものなのです」2018/09/16
魚京童!
23
なんで勝手に世界で一番美しいとか作っちゃうんだろうね。科学的な序章があるのに、世界で一番とかいっちゃうから、それってほんと?ってなるじゃん。比較対象は?とかはじまっちゃうじゃん。そうじゃないでしょ。青い氷でいいじゃん。よくわからなくていいじゃん。ぶるーあいすでいいじゃん。残念だな。きれいな写真なのに。こういうのは翻訳だけでいいと思うんだよね。わざわざ題名とかいじらずにそのままにしておいてほしいと思う。2020/03/03
P太郎 ̄(=∵=) ̄
21
冬山の写真は白黒だが、氷床が2500メートルにもなると、白に水色が入る。人間の行けない土地に鳥類がいるのがいつも不思議だが、昨日見たジュラシックワールドを思い出すと納得できる。南極鉱物資源の会議で「例え商業ベースになる量が発見されても、環境保護を優先し手をつけるべきではない」と調印拒否した国があったため、南極条約議定書でいかなる活動も禁止になった。この異界の孤高の美しさよ。2024/06/01
栗羊羹
14
ペンギンだけではなく、荒涼とした風景、氷に覆われた世界、それぞれを楽しむことができます。もふもふのペンギンの子どもたち、頑張って大きくなってね!2020/03/17
アリーマ
4
水口博也さんの書籍とよく似たタイトルの豪華写真集。たまたま同時期に刊行されていたのが、うまく図書館で借りられた。写真自体は心温まる楽しさよりは、強烈なアート感覚が強いもの。写真としての価値がどうあるかはワタシには判定でし難いが、どうも口に合わなかったので購入には至らず。★★★2018/09/02