内容説明
5つの水辺に生きる、生きものたちの不思議な生態を図解で徹底解説!動物を吸い込んで食べる水草、オスが見つかっていないザリガニ、口から出産するカエル、ミルクで子育てをする魚、硫酸をつくる海藻、自力で泳ぐイソギンチャク、素早く走るウニ、光るウミウシ、不老不死のクラゲなど、全105種類の生きものを紹介!
目次
湖(魚なのに肺で呼吸をする「生きた化石」;プラントンを食べる水草 ほか)
川(800Vの高電圧を生み出す魚;オスどうしでキスをする!? ほか)
浅海(たった1日で50cmも成長する海藻;1年にわずか13mmしか成長しない海藻 ほか)
サンゴ礁(サンゴの色は小さな褐虫藻の色;家をもち運べないヤドカリ ほか)
外洋(世紀の発見!体温が高い魚;氷漬けでも生き延びる!?低温につよい魚 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
57
表紙は読みたくなるようなデザインだったが予想外にイマイチだった。特別に奇想天外な生き物がたくさん載っていたとは思えなかったし解説も参考文献からの寄せ集め的な印象を受けた。この手の本はかなりでているのでよほど変わったいきものの珍しい生態が写真で紹介されているとかないとキビシイかもしれない。図書館本。2016/05/19
ykshzk(虎猫図案房)
8
ドウケツエビの資料を探していて、図書館にあったのはこの本だけ。閉塞感や孤独が気になる時、深海で暮らすドウケツエビの夫婦のことを考えると、彼らよりはマシかと少し心が軽くなる。小さい時にカイロウドウケツの中に入り込み、大きくなるとその網目から出られなくなり一生を深海にゆらぐ海綿体の中で過ごすエビ。なぜ夫婦で入ってるのかと不思議だったのだが、閉じ込められてから雌雄が分かれることをこの本で初めて知った。ドウケツエビの記載は僅かだったが、他にも興味深い生きものに出会えた。ゾウアザラシの眠り方などは、なかなか素敵だ。2018/08/31
UN88
4
図書館本。お魚さん達の無慈悲さと愛情が凄い🐟。生きものって知能?と習性が無関係なところも面白いですよね2022/03/09
tall_hemlock
2
中に「ほう」と思うもの(他で知らなかったもの)もあったけれど、これぐらいの文字数での紹介なら、イラストはフルカラーが良かったかなあ(写真でもいい)。2016/06/03
うえきち
1
海洋生物が好きなので、手に取りました。想像の斜め上を行く生態に、生命は思っている以上に奥が深いと感じました。2022/12/24