内容説明
うちのネコに長生きしてほしい!最後まで幸せでいてほしい!ご長寿ネコとの「暮らし」と「お別れ」がこの1冊でわかる。終末期における、食事、排泄、運動など、日常のお世話から、病気のこと、そして臨終前後のことなどについて最期の3ヶ月を迎えた愛猫に何をしてあげたらいいのか、そして、「看取り」に関することを分かりやすく図解しています。
目次
猫の健康を守る10の約束
第1章 猫の一生
第2章 自宅で行う看取りケア
第3章 病気のサイン
第4章 終末期の猫に多い病気とケア
第5章 臨終前後にしてあげられること
第6章 スピリチュアルペインを癒す
巻末ふろく
著者等紹介
服部幸[ハットリユキ]
東京猫医療センター院長。北里大学獣医学部卒業後、2年半の動物病院勤務を経て、2005年より猫専門病院院長を務める。2006年にはアメリカのテキサス州にある猫専門病院Alamo Feline Health Centerにて研修プログラム修了。そして2012年に東京猫医療センターを開院する。翌2013年には国際猫医学会よりアジアで2件目となる「キャットフレンドリークリニック」に認定された。長年猫の専門医療に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
21
★★★★★ イラストが可愛くて好き。知識としては知っていることも多かったけど、分かりやすくて読みやすい。2016/12/22
たまきら
19
備忘録:改訂版を既読。2022/11/11
風里
17
猫飼いさんになるので勉強を兼ねて。 人間だろうが猫だろうが、終末期は必ずある。 猫のQOLも考えたうえで、猫にも人にもベストな選択をしてあげたい。2018/05/31
のぎへん
13
老齢期の猫への接し方の本。病気の兆候の見つけ方、終末医療、供養に至るまで簡潔に解説されている。一番大事なのは、後悔しないよう対応すること。うちの猫は4歳で、人間でいうと約30歳。まだ全く衰えなんてないけれど、その時は決して遠い未来じゃない。ありきたりだが、1日1日を大切に過ごそうと改めて思った。2016/04/30
Sakie
13
愛猫との別れなど想像もしたくないのが心情だが、そういう訳にもいかない。ならば年老いた猫になにをしてやればよいか、どう配慮すれば心安らかに旅立たせることができるか、想像し、備えることは大切だ。老猫がかかりやすい病気や終末期のケアの視点から、今気をつけておくべき体調管理のポイントが書かれている。それなりの年齢に差し掛かった猫がいるなら、定期的に読み返したい良書。知識を得て、猫にとって最良の対処をしてきたと思えるなら、旅立たせた後の後悔も少なくて済むはずだ。猫のクオリティオブライフ。最上のものにしてやりたい。2016/01/15