CARPE DIEM―今この瞬間を生きて

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CARPE DIEM―今この瞬間を生きて

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784767831640
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ヴィオラ母さん、猫、昆虫、そして老いの先人たち……

私の生き方の原点がここにあった――

コロナ禍、母の死を経て見えてきた

ヤマザキマリ流、老いと死との向き合い方。


●寿命が何歳であろうと、その時までを思い切り生きていけばいい
・なぜ人は、老いや死に対して大きな拒絶感を抱くのか?
・なぜ人は、若さにばかり価値を置きたがるのか?
・なぜイタリア人は、新車より中古車を好むのか?
・なぜ、「何者か」にならないといけないのか?
・なぜ、イタリアは老人を敬い、日本は老害扱いするのか?
・なぜ、夕焼けは雲があるほど美しいのだろう?
・人に備わる知性、感性、命の機能を十分に使いこなすには?

幼少期から老人と触れ合い、
親の介護、そして死を経験し、
多種多様な「老いと死」に触れてきた
真の国際人・ヤマザキマリが
豊かな知見と考察をもとに語った、
明るくて楽しい、前向きな人として生き方。

■目次
1章 生きて死ぬ摂理
2章 老いの価値
3章 善く生きる
4章  私の老い支度
5章 母を見送って

■著者プロフィール
ヤマザキマリ(やまざき・まり) 漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2015 年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章。著書に『スティーブ・ジョブス』(ワルター・アイザックソン原作)『プリニウス』(とり・みきと共著)『オリンピア・キュクロス』『国境のない生き方』『ヴィオラ母さん』『ムスコ物語』『歩きながら考える』『人類三千年の幸福論ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話』など。

内容説明

老いの先人たち、ヴィオラ母さん、猫、昆虫…私の生き方の原点がここにあった―コロナ禍、母の死を経て見えてきた老いと死にまつわるエッセイ。

目次

第1章 生きて死ぬ摂理(延命と若返りに拘りを持つ生物、人間;死ぬこと=不吉な出来事、ではない ほか)
第2章 老いの価値(酸いも甘いも噛み分けて;老人を排除しない社会 ほか)
第3章 善く生きる(ソクラテスの「善く生きる」;表層的ではない優しさ ほか)
第4章 私の老い支度(ありのままの自分を許す;息子への伝言 ほか)
第5章 母を見送って(母リョウコの逝去;魂と肉体 ほか)

著者等紹介

ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。1967年東京生まれ。84年にイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を専攻。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機にエジプト、シリア、ポルトガル、アメリカなどの国々に暮らす。2010年『テルマエ・ロマエ』で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2017年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

86
気が付いたら、ヤマザキマリさんの考え方・価値観に、共鳴するものが多いことに、どこかほっとしたことを覚えている。今の時代に対して、どこか違和感を感じながら、自分なりの日々の過ごし方に気を配っている。根底にあるのが、まずは、今の状況・状態を認識し受け入れること。そこから、何ができるのかを考えること。聞こえてくる言葉が、どうしても大きなものになり、そこで思考が止まる色合いが強い。そうではなく、声に耳を澄ませ聴くこと・想像すること。小さな変化を数多くを考える。2024/05/12

キムチ

66
山崎さんに密に触れ、8冊目。当然ながら重複する箇所の方が多い。、当本は 末部に亡き母リョウコさんの子育て時の手書きノート写真が掲載されている。その良否を問うのではなく、大半の母が胸に燃やす「パッション」を熱く感じた。私より少し若いマリさんがコロナ社会、母の死を経て脳裏に去来する感情を彼女独特の多国経験で調理した想いは面白い。【むやみな同調を嫌う伊人】はいいね・・私もそうだから。して標題のCALPE DIEMまさにこのところ脳裏をよぎる言葉。生の時間がサラサラと落ちていくことをネガでなくポジに受け止めたい 2024/11/16

ネギっ子gen

63
【良い死を迎えるのに大事なのは、人間としての命の機能を使いこなした良き人生を体験することに尽きる】コロナ禍やヴィオラ母さん89歳で他界を経て、質感が増した“老いと死”について、あれこれ余計なことを考え過ぎることなく、頭に湧き出てくるあらゆる思いをそのまま全てまとめ綴った書。著者は書く。<ただ、脳が特化して発達しているからといって、知恵があるからといって、自分たち人間が地球上で最も特別な生物であり、従っていつまでも長生きをするべきだという驕りを持つのは、どうもいまひとつ納得がいきません>と。大いに同感だ。⇒2024/06/02

とよぽん

59
ヤマザキマリさんの著書を何冊か読んだが、本書は特別な印象を私に与えたと思う。マリさんの胆力は、まさにヴィオラ母さんリョウコさんの潔い生き様によって培われたのだ。「あなたね、もうやるしかないわよ!」が口癖だったと、亡くなった後に多くの人から言われたという。マリさんは「人間という特異な生き物を、身体的にも精神的にも、余すところなく機能させ、成熟させ、終わることのできた人であった」と、お母さんの人生を受け止めている。外から日本を見るマリさんの視点も客観的で合理的だ。2023/10/26

シフォン

34
ヤマザキマリさんの死生感や老いに対する思いをお母さまを見送った思いも含めてつづられている。人間は誰でもいつかは死を迎えるが、人によってさまざま。日本においては、死んだらということを話すことは憚れる風潮があるが、それは神道にとって死が穢れであるためだったのか。前向きな人生の終わりを迎えるために歳をとることを否定してはいけないという意見にふむふむ。お年寄りが何度も同じ話をしたり、記憶があいまいになるのは当然のことと思うこと。楽しかったんだからもういいのと思えるように生きたい。2024/08/15

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