内容説明
「世界の夢の本屋さん」から選りすぐったガイドブック。新たに写真解説やＭＡＰなどのアクセス情報も満載！
目次
南米のパリに花開いた豪華な本の劇場―エル・アテネオ・グランド・スプレンディッド（ブエノスアイレス、アルゼンチン）
ヨーロッパ西端の港町、宝石のような老舗―レロ書店（ポルト、ポルトガル）
荘厳なゴシック教会に生まれた本の神殿―セレクシス・ドミニカネン（マーストリヒト、オランダ）
「自由時間広場」で本と食を堪能―クック＆ブック（ブリュッセル、ベルギー）
優雅なアーケードを彩る本の万華鏡―トロピスム書店（ブリュッセル、ベルギー）
三姉妹の手でよみがえった１７世紀の本の館―パラッツォ・ロベルティ書店（バッサーノ・デル・グラッパ、イタリア）
ロンドンで最も愛される美しい書店―ドーント・ブックス・マリルボーン（ロンドン、イギリス）
ＳＦ映画に入り込んだ気分で本を楽しむ―ラスト・ブックストア（ロサンゼルス、アメリカ）
本と人が集まる駅舎は、旅情あふれる本屋さん―バーター・ブックス（アニック、イギリス）
エーゲ海の島、作家を育む本の楽園―アトランティス・ブックス（サントリーニ、ギリシャ）〔ほか〕
著者等紹介
清水玲奈［シミズレイナ］
ジャーナリスト。東京大学大学院総合文化研究科修了（表象文化論）。ロンドンとパリを拠点に、アート、カルチャー、ファッション関連の執筆、映像制作にかかわる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
182
本屋さんは世界を彩る万華鏡のよう。壮観な天井のステンドグラス。石と木が調和する美しい建築。100年の歴史が刻まれた木の床。コーヒーの香りが漂う店内。本に囲まれた暗いトンネル。高い天井を支える大理石の円柱。旧駅舎に誕生した魅惑の本屋さん。天国へ続く真っ赤な階段を昇るとそこには…。自然光と植物、本と人が集う家。エーゲ海の絶景を堪能できるテラス。太陽のもと、本に親しむ爽やかな時間が過ぎていく。本は人生の親友。本に閉じ込められた大切な言葉を探しに、かけがえのない温もりを求めて、今日も一冊の本を手に取り、心に刻む。2021/01/17
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
117
『本』は読むためだけのものじゃない。まずは出会うもの。情報収集しピンポイントでお気に入りの本にアクセスするのも楽しいけど、本を手に取った瞬間が思い出になるような場所もきっとある。そんな最高のステージ=本屋を集めた美しい本。南米一の読書国アルゼンチンにある古い劇場を改装した壮麗な書店。オランダのゴシック教会に設けられた本の神殿。石造りの銀行をSF映画のような空間に生まれ変わらせたロスの店主。作家志望の若者がぶらりと訪れて店番をしながら創作に励むエーゲ海の島の本屋……。厳選された20店は、街の中にある楽園。2016/01/11
misa*
81
うっとりするような数々の本屋さん！もう本屋さんって名前じゃ到底足らないような、美しい建物や本の並び方、そして劇場や教会さえも本屋に成り立っていることも、また素敵！ブエノスアイレスの本屋さんには、もう圧倒でした。読み物としてではなく、出会いの場でもある世界の本屋さんに、また新しい本の形を教えてもらったような気がします。2016/02/22
ひめありす＠灯れ松明の火
73
ちゃんと新刊が入ってくれる事くらいしか本屋さんにリクエストすることってなかったんだけど（つまり私はamazon型である）、最近はおしゃれな本屋さんを目にすることも多くて、それぞれのこだわりを感じることもあって、買うだけじゃなくて過ごす暮らす楽しむ為の場所なんだなあとつくづく思いました。住んでいい？全部の場所に一週間ぐらいずつ。出来るだけお手伝いはするので！それぞれの本屋さんのコンセプトがあって面白いけれど、私は理路整然と並んだ古い本屋さんが好きみたい。あ、でもあの黒い本屋さんも好きです。宝探しできそうで。2015/06/23
瑪瑙（サードニックス)
60
世界の美しくて楽しそうで心惹かれる本屋さんが写真と店長さんやオーナーさんのコメントと共に載っています。劇場が本屋さんになっていたり、森林公園の中に本屋さんがあったり、海外の本屋さんって素敵過ぎてため息がでます。日本ではなかなか出来ないですよね。インターネットに押されぎみですが、まだまだ本屋さんが活躍する世の中であって欲しいです。2017/01/01
