内容説明
門外不出の製造現場を完全撮り下ろし!建築に欠くべからざる材料が生まれる場所。
目次
鉄筋
ガルバリウム鋼板
アルミサッシ
ガラス
インシュレーションボード
塩ビパイプ
トイレ
キッチン
換気扇
著者等紹介
西山輝彦[ニシヤマテルヒコ]
1971年広島県福山市生まれ。東京工芸短期大学部写真技術科卒業後、’91年~’98年、角川書店写真部に在籍。フリーランスとして独立後は、広告・雑誌媒体を中心に活躍。近年は、建設現場で働く作業員や建築材料の生産工場など、一般にはあまり知られていない「建築の裏側」をテーマに被写体を追い続けている
内田信平[ウチダシンペイ]
岩手県立大学准教授。一級建築士。1965年宮城県生まれ。旭化成工業に勤務ののち’93年に独立、戸建住宅を中心に設計・監理業務を行う。2001年より岩手県立大学講師、2009年より准教授。本来の専門分野である「建築計画」以外に、建築物をかたちづくる材料の製造・流通についても独自に研究を進める。2011年の東日本大震災後は、岩手県沿岸部の宮古地域の建設業者・木材業者らと共同で「宮古発・復興住宅『ぬぐだまり』プロジェクト」に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
15
鉄、鉄筋工場の圧倒的迫力の写真。先日の宇宙展で見た隕鉄の刀。鋼へ。鉄の時代の歴史を知り、エネルギーの多様化の時代、鉄の価格が下がり在庫過剰の今、何を思う。何を示唆しているのか。持続可能性を持つ有価物素材である事は変わらず。工場写真の先駆けとなる写真集ではないだろうか。電炉の光、鈍く輝く重厚な工場、従事する人々の真摯な姿、重厚な写真に息を飲む。ガラス、塩ビパイプの美しさ。無機物の持つ美しさの意味が、今、やっと繋がった。何故か「シン・ゴジラ」を想起するのはプロフェッショナルさ故か。因みに私はホーロー鍋大好き。2016/09/08
更紗蝦
9
撮影者(西山輝彦氏)が工場を「オブジェ」としてのみ眺めているわけではなく、「人々の労働の場」だということを意識していることがすごく伝わってくる写真集です。一緒に収録されている文章(内田信平氏によるルポルタージュ)も、取材に応じてくれている現場の人々への敬意が感じられる内容で、「工場の様子」や「建材が作られる過程」の説明はとても丁寧です。この系統の本にありがちな「日本の技術スゴイ系アピールによるナショナリズムくすぐり感」や「企業のイメージアップ戦略の片棒担ぎ感」が極力抑えられているところに好感が持てます。2015/11/13
tuppo
1
おもろい。写真に説明がないのがまたよいな。緩急が効いてて読み応えあった。知らないことだらけだ。2022/11/26
ほんだや
1
機械萌え♪
aoto
0
工場の写真集。重厚感あふれる工場の姿が迫力あります。工場、というよりは工場の中の写真ということにも着目です。2013/10/18