目次
公共の小さな建築たち(歴史的都市に溶け込む公衆トイレの試み;模倣によらない歴史との関係性 ほか)
小さな集いの場(小建築を広告化する;新旧をつなぐ、名もなき豚小屋 ほか)
動く建築の可能性(繊維被膜による隠れ家;翼の下に住む ほか)
必要最小限の家(住み続けるための被災者住宅;立方体キューブユニットの家 ほか)
あともう一つの空間があるだけで(幾何学と素材がつくる動きのイリュージョン;コンテナを用いた特注サウナボックス ほか)
著者等紹介
君塚健太郎[キミズカケンタロウ]
きみづかアーキテクツ一級建築士事務所。1971年東京生まれ。一級建築士・英国登録建築家。早稲田大学理工学部建築学科修士課程修了。日本設計(福岡・東京)、Massimiliano Fuksas Architetto(ローマ)、Mecanoo Architecten(デルフト)、Richard Mitzman Architects(ロンドン)等の建築設計事務所での経験を経て2006年に独立。「VillaCocoro」では、Design Week Awards 2009 Hospitality Environment Award(英国)等、複数の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mura_ユル活動
97
図書館本。エポック的でコンセプチュアルな建物の数々。大変アカデミックで個人的にこういった建物が好きだ。人によっては(特に日本人に多い)、建物に見えないという人もいるだろう。読友さんが読まれていたので。写真を眺めるのだけでも良いかなあ。厚く重い本で持ち歩きはきつい。「滑走路の傍らのビジターセンター」が1番よかった。鋼製波板が素材として好きなのもある。2019/10/13
マエダ
83
個性的なデザインの建物も多く使用用途のわからないものの方がそそられる。2016/11/20
ひほ
25
ヘンな建物?がいっぱい。ところどころ図面もあったけどよくわからず残念。でも見ているだけで楽しい1冊です。2017/03/26
Tadashi_N
19
小建築はオブジェ感のあるアート作品でもある。2022/02/25
爽
12
ヘンだけれど、今までの考え方とは一変した建物ばかりでどれもこれも魅力的。自然や景観を壊さないように景色と一体になっているものが多くて、人間の住む環境のみを考えている訳ではないんだと新発見。日本の造園デザインが取り上げられており、日本人以外が見ても美しいと思われるものであることがちょっぴり嬉しかった。写真が満載で見ているだけでワクワクする。2013/10/13