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プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星、そしてその後 (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784767810157
  • NDC分類 440.76
  • Cコード C0044

内容説明

世界一の個人開発プラネタリウム『メガスター』の原点とその後を語る改訂版。2003年以降、著者大平氏の7年にわたる活躍を追記。

目次

第1章 欲しいものは自分で作る!プラネタリウムとロケットに夢中の子ども(夜光塗料で作った初めてのプラネタリウム;空の彼方へ飛ばしたい!ロケットにも夢中になった ほか)
第2章 大学生活のすべてを注ぎ込んだ初のレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」(アストロライナーとは;アストロライナー製作記1 ピンホール式からレンズ式へ ほか)
第3章 一七〇万の星を映し出せ!大幅な軽量化と性能向上を目指した「メガスター」(メガスター製作記1 アストロライナーを超える新型機の構想;メガスター製作記2 設計は苦労の連続、組み立ては楽々 ほか)
第4章 そして、メガスターその後を語る(社会現象とも言うべき「メガスター」の軌跡)

著者等紹介

大平貴之[オオヒラタカユキ]
1970年、神奈川県川崎市生まれ。小学生の時に、紙に塗った夜光塗料を部屋に貼り付けて星空を再現、これを皮切りにプラネタリウム作りを始める。大学生時代の1991年、個人製作は不可能といわれたレンズ式プラネタリウムを完成、「アストロライナー」は各地で上映され好評を博す。1996年に電機メーカーへ就職後も、会社勤めのかたわらプラネタリウム製作を続ける。1998年には、170万個もの星を投影でき、重さわずか30キログラムの移動式プラネタリウム、「メガスター」の公開。2003年、星の数を410万個に増やすなどの機能強化を施した新型プラネタリウム「メガスター2」を完成させた。同年、ソニー(株)を退職、フリーとなる。2005年には(有)大平技研を設立して、JAXAなどとの共同開発研究を進める。各種イベントやTVCM、ミュージシャンとのコラボなど、多方面で活躍。2008年には投影恒星数2200万個の「スーパーメガスター2」を発表、その後も新製品を相次いで開発している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

70
小学生時代の趣味が高じて気がついたら世界的トップランナーになっていた、というものスゴイ人の半生記。蛍光塗料の星のオリオン座からスタートし、豆電球のピンホール式、何枚ものレンズを組み合わせるレンズ式と、改良を重ねながら光学、化学、機械、制御、ソフトウェアと、どんどん技術を吸収して行くステップは、ものづくりの姿勢の鑑。基本的に凝り性なのか、プラネタリウム以外にもロケット、写真の現像、アニメーション制作と、どれも全力で挑戦。それぞれの知識が見事に前人未到の410万個の星を映し出すプラネタリウムに結実している。2014/06/04

yamatoshiuruhashi

48
先日、この著者・大平貴之の話を小学生高学年向け程度に書かれたものを読んだ興味を覚え本人の著書を読むことにした。まさに「失敗と克服」を繰り返した話で深く感じ入った。小学生時代の蛍光塗料による星空再現から専門の科学館展示で使われる品物を制作するまでの物語は、失敗の原因を追究しそれを克服していくという科学技術の発展に不可欠なことを一人の少年・青年が続けてきていたことに驚嘆する。是非ともこのプラネタリウムを観てみたい。2021/11/21

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

27
メガスターの大平氏が小学生の時にスケッチしたプラネタリウム設計図に圧倒。興味のある事に夢中になり、周りの大人は子供扱いせずサポートする姿。私もそんな大人で在りたい。トキナー光学。ロケット作りの章は物凄く興奮する!彼を宇宙に連れてって下さい。夢を叶える為には行動する事。疑問は追求し質問し諦めずに何度も試行錯誤する。本気ならもう動いている。開発にコツコツ努力するその姿を追う。星や宇宙好きな人だけでなく夢を追う全ての人に読んで欲しい。恒星原板、写真の原理。クリーンルーム自作につい微笑みが。圧巻の一冊!2016/04/26

けいた@読書中はお静かに

20
超高性能なプラネタリウム投影機メガスターの製作者大平貴之さんの半生の自伝記。小学生の趣味として始まり、だんだんのめり込むと気づけば世界屈指のプラネタリウム製作者。メガスターのすごいところは超高性能にも関わらず、ものすごくコンパクトで持ち運びが簡単なこと。だから結婚式場やショッピングモールにも持ち込めるらしい。大平技研のHPを調べたら九州には常設施設がないみたいだから、是非、九州にも持って来て欲しい!2014/08/27

ふろんた

15
世界有数のプラネタリウムを個人の趣味で自主製作した、しかも地元の人だというのが本書を手に取ったきっかけです。予備知識があって読んでも内容は本当にすごかった。プラネタリウムを作るということは投影機を作ることだけでないので、個人の予算や所有設備だけで行うのは困難を極める。それでも桁違いの星空を投影する執念はすごい。是非プラネタリウムを見に行きたい。2013/05/14

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