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グリーンスパンの正体―2つのバブルを生み出した男

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784767807188
  • NDC分類 338.3
  • Cコード C0033

内容説明

アメリカ経済の指揮者として、19年という長きにわたりFRB議長を務めたアラン・グリーンスパン。巧みな金融政策で、1990年代のアメリカに「インフレなき経済成長」という黄金時代をもたらした人物として、退任後もその人気は衰えを知らない。だが、そんな世評とは裏腹に、彼の負の遺産はあまりにも大きい。今、世界経済を揺るがしつつあるサブプライム問題はその代表だ。精緻な調査・分析をもとに、グリーンスパンの過ちと無知を浮き彫りにする。

目次

序章 グリーンスパン時代、その真の評価―1987~2006年
第1章 どこまで間違えば気がすむのか?―1973~1994年
第2章 バブル王 「グリーンスパン・プット」の始まり―1995~1997年
第3章 「グリーンスパン・プット」の登場で手持ち無沙汰になるFOMC―1998~1999年
第4章 聖域を牛耳るバブロニアン 限界まで膨らんだバブル―1999~2000年
第5章 株式バブルの崩壊 幻想と判明したテクノロジーの奇跡―2000~2001年
第6章 夢のマイホーム 株式バブルの救世主、住宅バブル―2001~2003年
第7章 手に余る住宅問題 不動産バブルで加熱する住宅のATM化―2003~2007年
終章 恐怖心を失った代償―2007年~

著者等紹介

フレッケンシュタイン,ウィリアム・A.[フレッケンシュタイン,ウィリアムA.][Fleckenstein,William A.]
シアトルに拠点を置く資産運用会社フレッケンシュタイン・キャピタル社長。自身のウェブサイトFleckensteincapital.comの「マーケット・ラップ」コラムを毎日執筆しているほか、MSNマネーの人気コラム「コントラリアン・クロニクルズ」も長年執筆しており、そのコラムの質の高さと深い洞察力には定評がある

シーハン,フレデリック[シーハン,フレデリック][Sheehan,Frederick]
ジョンハンコック・ファイナンシャル・サービシズでアセット・アロケーション・サービシズ担当ディレクターを務めた金融のプロフェッショナル。マーク・フェイバーの「グルーム、ブーム&ドゥーム・レポート」、「ウイスキー&ガンパウダー」、およびブルーデント・ベアのウェブサイトなどに寄稿している

北村慶[キタムラケイ]
慶應義塾大学卒。ペンシルベニア大学大学院(ウォートン・スクール)留学。大手グローバル金融機関勤務。日米欧で、投資ファンド、M&A仲介業務および環境系を含むプロジェクト・ファイナンス等に携わった経験を持つ現役金融マン兼作家。近年、経済・金融にまつわる専門的知見をわかりやすく説いた著書を立て続けに出版

鈴木南日子[スズキナビコ]
東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masayuki Isida

1
面白かった。政府は経済市場に対してどこまでコントロールし、その責任を負うべきかという問題に迫った本だった。グリーンスパンは自分の見たいものだけを見ていたのだろう。リーマンショックコンフィデンシャルやブラックスワンを読んでいたのでさらに経済背景を理解出来た。2012/10/27

oko1977

1
サブプライムローンを生み出した原因は、FRB議長にもあったことを知れた。最初はよかったかもしれないが、なんで19年も居座れたんだろう?アメリカ人は熱狂しやすいのね。2009/09/10

pi_nika

0
アメリのITと住宅バブルに至った際の、担当職長の言動と行動。/専門的で理解出来ない部分もあったが面白かった。偉い人でも批判に耳を貸さず過去の過ちを認められないんだな。2014/11/05

牧平 学

0
実体経済に対して、金融経済の大幅な増大は、誰が見ても理解できるようだが、一旦プレーヤーになると盲目になる。また大衆に流されやすいものかもしれない。なので、信用できる人の意見に左右されがちだが、その信用できる人の評価を問う本でしたが、巨匠の正体については、正直よくわからなかった。2012/10/07

ottohseijin

0
グリーンスパン氏の発言の変遷はともかく、バブルというものを知る上で参考になります。グリーンスパン・プットですか。 2008/07/31

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