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内容説明
2005年9月、かつて日本の空から姿を消したコウノトリが、再び、空に舞った。その約2年後の2007年7月には、46年ぶりのヒナの巣立ち。その陰には、半世紀近くにわたる多くの人々のひたむきな努力があった。24年間かえらぬ卵を見守り続けた青年、行政に働きかけ続けた市職員、霞ヶ関から移り住んだ元役人、地方活性化にまい進する市長、田んぼの生きる力に想いを懸けた農業普及員や農家の人たち―。里山復活を支えてきた夢追い人たちの「本物の言葉」がここにある。
目次
序章 夢のはじまり
第1章 消えた里の鳥「コウノトリ」
第2章 ヒナ誕生にかけた青年の二十四年
第3章 舞い上がれ、再び―里山再生の舞台裏
第4章 コウノトリを育む田んぼが農業を変える
終章 放鳥から二年―里山を舞うコウノトリを支える市民
著者等紹介
小野泰洋[オノヤスヒロ]
1983年NHK入局。初任地・仙台局で5年間を過ごし、東北6県のほとんどの市町村で取材。その後、東京・放送センターで科学環境番組を制作したのち、名古屋局デスク、医学健康番組チーフ・ディレクター、制作局チーフ・プロデューサーをへて、現在、NHKエンタープライズ自然・科学番組エグゼクティブ・プロデューサー。科学環境番組在籍中は、野生生物の生態を記録したドキュメンタリーのほか、自然と人間のかかわりを描いた作品を数多く制作
久保嶋江実[クボシマエミ]
東京生まれ。1995年東京農工大学農学部修士課程修了。在学中は北海道のゼニガタアザラシや、ロシア極東のキタオットセイの調査に携わる。現在、番組制作会社GEN TV.Proディレクター。主に自然番組の制作に携わり、近年は日本の里山で暮らす生きものについての取材を多く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。