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映像のカリスマ (増補改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784767805887
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

1973年から1992年までの評論、対談、脚本を収録した、黒沢清の初の著作がここに復刊。ボーナストラックとして、「アカルイミライ」「大いなる幻影」、そして幻の企画のシノプシス、その他初公開となる文章を多数収録。

目次

『四つ数えろ』メモ
話の進め方に手違いはあったけどね
反動的自主映画製作方法
言語道断フィルム
識者に聞く―ゴダール篇
何か、わけのわからないことがスクリーンに起こっている
情無用の映画
物語以外に何があるんだ VS山川直人
映画の呪いの中で叫びだしたくなる
フィルムの余白に/『女子大生・恥ずかしゼミナール』〔ほか〕

著者等紹介

黒沢清[クロサワキヨシ]
1955年兵庫県生まれ。立教大学在学中より8mm映画を撮り始め、長谷川和彦、相米慎二に師事したのち、83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。以後、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(85)『地獄の警備員』(92)『復讐THE REVENGE』シリーズ(96)等を監督し、97年の『CUREキュア』は世界各地の映画祭で上映された。その後も『ニンゲン合格』(98)『カリスマ』(99)『回路』(00/カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)『アカルイミライ』(02/カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品)など連続して作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつのおすすめあにめ

2
高橋洋との往復書簡がよかった、なるほど映画の原理と世界の原理との壮絶な覇権闘争か。あと監督、トビー・フーパーすきすぎるでしょ 笑2020/07/18

OjohmbonX

2
頭から終わりまで具体的なのよね。具体的にこの場面でこの監督がこうしてるから面白い、って。(私は今とても抽象的に書いたので面白さがまるで伝わらないわけですが。)別の分野からの比喩や、文化論に繋げてみたりといった安易さには流されない。文体が蓮實重彦っぽいなーと思ってたのがだんだん今の黒沢清っぽくなっていく変遷があっても、この実証性は一貫してる。映画作家特有の特性というより、黒沢清にこの特性が備わっていたからこそ黒沢清の映画がああなるんだなと思った次第です。あとシノプシスとか金井美恵子との対談もあって嬉しい。2012/01/22

パロンヌ

0
割と初期2014/09/25

Repo Man

0
見たいという欲望が働けば、事物はいとも簡単に物語に変化する。この原理を熟知した者だけが、映像を操れる。2011/06/14

やいとや

0
読みたくて仕方なかった本の増補版。黒沢清は一番好きな映画監督だが、この本はひたすらチャーミング。初期の如何にも蓮實重彦フォロワーな文章から今の黒沢清に繋がる増補パートまで、どれもとても素晴らしい。映画を「秘儀」にしたがる傾向が多い映画界だが、黒沢清は何処までも具体的であり、それは自身の得た映画からの感動に裏打ちされている誠実さがその由縁であろう。巻頭の「読者への挑戦」の登場人物紹介がのたうち回りたくなるほどファニーで、これをこのまま探偵小説にしたい気持ちになる。2022/04/24

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