出版社内容情報
第1部では、第5巻「文法2」で扱った生成文法を除く英文法関連の重要な文献76点を採り上げて詳細な解説を試み、第2部では、特殊研究や論文も含めた広範囲にわたる書誌目録を可能な限り詳細かつ網羅的に記載した。
内容説明
いわゆる伝統文法を扱い、生成文法を扱った第5巻「文法2」と合わせて2巻で文法分野全体をカバーする。第1部では、近代の学校文法の手本とされてきたMurrayのEnglish Grammar(1795年刊行)以前にまで遡り、英文法史上初めて“English Grammar”の題名を冠し現代に通じる英文法記述の大枠を示したBullokarのBref Grammar for English(1586年刊行)から解題を始め、21世紀初頭に至るまでの英文法研究の発展を通時的に跡づけた。日本人による単著数点を解題対象とし独立のセクションの下にまとめ、わが国における英文法研究の歩みを概観した。第2部には文献目録書誌を備え、英文法関連の特殊研究や論文も含めた広範囲にわたる書誌目録を可能な限り詳細かつ網羅的に記載した。
目次
第1部 文献解題(英文法の歴史―先史時代から18世紀まで(序言;英文法の源流―古代ギリシア・ローマの文法家;英文法の出現;17世紀;18世紀)
科学的英文法の出現と展開―19世紀から21世紀初頭まで(Sweetまで;Sweet後からJespersenまで;アメリカ構造主義英文法;Jespersen以後;日本人による著作))
第2部 文献目録