内容説明
平成１４年秋の臨時国会において「中小企業等が行う新たな事業活動の促進のための中小企業等協同組合法等の一部を改正する法律」（中小企業挑戦支援法）が成立した。そのことにより、新事業創出促進法の一部が改正され、平成１５年２月１日より、「創業者」であることについて経済産業大臣の確認を受けた者が株式会社・有限会社を設立する場合には、最低資本金に関する規制を受けることがなくなった。本書では、初めて会社を立ち上げようとする起業家が、この特例を利用して迅速・簡単・確実に「株式会社」を設立するために最低限必要な知識と手続の進め方を中心に解説している。
目次
１ 確認株式会社とは？
２ 確認株式会社設立のメリットとデメリット
３ 最低資本金規制特例による株式会社設立手続の概要
４ 定款の作成・認証
５ 創業者であることの確認手続
６ 設立登記申請の手続
７ 会社成立後にすべきこと
８ 配当制限の特則・計算書類の提出・貸借対照表の公衆縦覧
９ 最低資本金以上とする増資
１０ 設立後の運営の仕方
１１ 巻末資料
著者等紹介
中島吉央［ナカジマヨシオ］
税理士・ＩＴコーディネータ。現在、企業・金融機関・公的機関において、指導・講演・講師として精力的に活動している。特に個人法人を問わず、独立開業を目指す意欲のある方のサポートと、経理事務のＩＴ化支援には定評がある
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