内容説明
著者は、前著『マクドナルド「平日半額」戦略』では、90年代後半のマクドナルドの快進撃を演出した経営戦略「バリュー戦略」「3‐1‐Qプラン」と、マクドナルドの「攻撃的リストラ」について言及した。あわせて、平日半額セールという、前代未聞のマーケティング戦略を打ち出したマクドナルドの精緻な経営システムを紹介した。本書は、その流れを引き継ぐと共に、マクドナルドのIT(Information Technology/情報技術)戦略に焦点をあてて、マクドナルドの『科学性』を徹底解明しようという意図のもとにまとめたものである。
目次
1章 マクドナルドのIT戦略概論―Itマネジメントの実践とテクノロジーのさらなる進化
2章 情報管理システム編―スピード&高効率経営を可能にするITネットワーク
3章 サプライチェーン・システムと物流編―ロジスティク・マネジメント・システム(RMS)の全貌
4章 顧客満足第一主義編―情報の徹底解析で顧客満足100%達成を目指す
5章 立地開発・出店編―大量出店を支えるエリアマーケット戦略とIT武装
6章 店舗運営編―オーダー制調理システム「メイド・フォー・ユー」のすべて
7章 技術開発編―次世代店舗「ハイ・パフォーミングレストラン」への道
8章 eラーニング編―e‐教育とハイタッチの融合で新プログラムが始動
9章 21世紀IT戦略編―ITマネジメント&ヒューマンウェアが創る覇者の経営
著者等紹介
山口広太[ヤマグチコウタ]
経営コンサルタント。1936年福岡県生まれ、中央大学卒業。食品メーカー、卸問屋、チェーン店のトップ・マネジメントに従事、忠実屋(現ダイエー)外食事業部長を歴任、1980年、経営コンサルタントとして独立(T.R.K.)。商業界月刊誌『飲食店経営』に「マクドナルドの徹底解剖」を発表、業界に一大反響を起こす。以来、「マクドナルド・チェーン・システム」について20年以上研究。現在、数十社の経営実務指導のかたわら、テレビ・執筆・講演に活躍中。特に「パートタイマー・アルバイトのマネジメント・システム」については第一人者として評価が高い
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