内容説明
本書は「戦略思考による問題解決（ＳＡ法）」を著者が実際にぶつかった管理業務の問題に対して応用する方法を示したものであり、これからの管理者の「ものの見方、考え方」を大きく変えるものとなりましょうし、今後の社員研修のひとつの方向を示しているといえます。上梓以来丸５年、民間企業に限らず、自治体、公益団体などさまざまな組織の読者から多くの反響がありました。問題はいかなる組織においても起こることであり、また隠れてもいます。本書では民間企業の事例を多く取り上げましたが、組織形態にかかわらず置き換えてご活用ください。そのためにこのたび若干の字句の変更をしました。
目次
現代の管理者に求められる問題を解決する力
問題意識を持つことが、問題解決をうまく行う決め手
問題解決は、順序よく体系に沿って行う
「問題」とはあるべき姿と現状の差、ギャップ
問題には発生型、探索型、設定型のタイプがある
問題の背景、問題の要素を明らかにし、構造図をつくる
環境変化を読みとり、それに適応するための目標と方針をつかむ
目標と現状を対比して、問題をはっきりさせる
「入力」から「外乱」までを規定する
原因と問題点の分析
解決策を立案し、最適案を選ぶ
実行計画の立案、統制
著者等紹介
長谷川和正［ハセガワカズマサ］
１９４７年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。中小企業診断士、（株）経営システム支援代表取締役、自己啓発協会常務理事、（社）日本経営協会講師、中小企業大学校講師。『問題解決』に関する研究は３０年余にわたり、『今こそ意識革命を一草の根経営マインドが組織を変える』をモットーにしている。経営力強化のための経営者、管理者の問題解決能力向上を目指し、民間企業、自治体、公益団体などの各種研修を行う一方、企業診断に基づく経営支援に活躍中
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